舞台などで活躍する俳優たちが企画・プロデュースを行うエンターテインメントショー「ACTORS☆LEAGUE」が、2023年も開催決定。2月15日、都内でその記者会見が行われ、黒羽麻璃央プロデューサー、高野洸プロデューサー、岡宮来夢プロデューサーが各イベントの目標などを語った。また記者会見には荒牧慶彦も登壇。荒牧は“なんでもエンタメ研究所”所長のスーパーバイザーとして、各イベントに参戦する予定だ。

【写真】フォーマルなタキシード姿の黒羽麻璃央&高野洸&岡宮来夢

ACTORS☆LEAGUE」は、俳優たちが愛してやまないものとエンターテインメントを融合させた新しいスタイルのエンターテインメントショー。2021年7月に第1弾、2022年に第2弾が行われ、いずれも大盛況に終わった。今年は2022年の開催と同じく、野球、ゲーム、バスケの3大会が開催される。日程および会場は以下の通り。

■高野洸プロデュース「ACTORS☆LEAGUE in Games 2023」:6月19日(日)東京・日本武道館

■黒羽麻璃央プロデュース「ACTORS☆LEAGUE in Baseball 2023」:7月3日(月)東京・東京ドーム

■岡宮来夢プロデュース「ACTORS☆LEAGUE in Basketball 2023」:10月11日(水)東京・東京体育館メインアリーナ

■黒羽P「WBCに負けないように盛り上げていきたい」

会見の様子がYouTubeで生配信される中、黒羽P、高野P、岡宮Pがスポットライトを浴び、レッドカーペットを歩きながら華々しく登壇。黒羽Pは「3年連続で開催できることを非常にうれしく思っています。今年は何といってもWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)がありますから!WBCに負けないように盛り上げていきたい」と意気込んだ。

まずは3人が昨年の開催を振り返ることに。バスケとゲームの大会も観戦したという黒羽Pが「俳優の舞台上で見せる姿とは違う、少年のような表情が見られて、なおかつお客さまも盛り上がってくれる。エンタメとして素晴らしいものだなと、改めて実感できました」と語れば、昨年初めてプロデュースを担った高野Pも「いろいろ大変でしたが、作っていくのはめちゃくちゃ楽しかった」と満足げだった。

岡宮Pは「今思い出すと、大成功で終わって良かったとホッとしています。考えていたものが形になるのが楽しかった」と笑顔。黒羽Pに「バスケの最後、すごかったよね!涙ながらのコメントやお歌も…」と振られると、「分かったのは、1試合やり切って最後しゃべったあとに、人は歌えないんだなって(笑)。歌う体力は残ってなかった…」と苦笑していた。

■3人のプロデューサーが掲げる、今年のマニフェストは?

“印象に残っているシーン”の話題では、選手としても野球の試合に出場した黒羽Pが「最後のバッターが僕だったんですよ。球場の雰囲気的に、『絶対打つ!』という雰囲気がすごかった。でも現実は全然甘くなくて、キャッチャーフライで終わった(笑)」と苦い思い出を振り返った。バスケでは「第4クオーターになってからの、(牧島)輝くん率いる“SPARK SEEDS”の猛攻がすごくて。糸川耀士郎くんと高橋健介くんに会場の空気を持ってかれた」と岡宮Pが話し、黒羽Pも「健介は味方につけた方がいいと思うよ」と助言を送っていた。

なお会見では2023年の“マニフェスト”を3人が発表。黒羽Pは「試合は台本がないので、生で生まれるものを大切にしたい。生まれ変わるという意味でも、ユニフォームが変わります」と“生”の一文字を。高野Pは「ところどころにエンタメを詰めていって、驚きを追求したい。新しいチームもできます!スペシャルなチームになっていますので、そちらも楽しみにしていただければ」と“驚”を掲げ、岡宮Pは「みんなで盛り上がって熱狂の渦にしたい。お祭りは伝統的に続いていくものでもあるので、去年のいいところを引き継ぎつつ、お祭り騒ぎにしたい」と“祭!!”を挙げた。

■“なんでもエンタメ研究所”荒牧所長が白衣&眼鏡で登場

と、ここで黒羽Pから「ACTORS☆LEAGUE」をさらに盛り上げる施策の発表も。「エンターテインメントの要素をより強化するために、とある方にお声がけしまして。紹介します。“なんでもエンタメ研究所”の荒牧所長でございます!」という紹介から、荒牧慶彦所長がレッドカーペットではなくステージ下手から白衣をまとって登場。「黒羽氏から依頼を受けて招へいされましてね」と凛々しく眼鏡を光らせた。

事前に荒牧が所長として登壇することが明かされ、SNSをざわつかせた“なんでもエンタメ研究所”だが、荒牧所長によると「エンタメは多様性の時代に突入しました。大きなエンタメから小さなエンタメまで、われわれの日常の隣り合わせにエンタメを享受できる。そんな時代、あらゆるエンタメを研究し、皆さまにどう提供できるかを研究する…エンタメのエンタメによるエンタメのための研究所、それが“なんでもエンタメ研究所”」とのこと。

また荒牧所長は「ACTORS☆LEAGUE」を素晴らしいエンタメだと認めつつ、「成功は成長を妨げる原因になる。このプロジェクトがより成長を遂げるためには、切磋琢磨するライバルコンテンツが必要」であると豪語。そして突如として、“公式ライバル”的存在である「あくたーず☆りーぐ アートフェスタ in よみうりランド」の開催を宣言した。

荒牧所長の呼び込みのもと、この「あくたーず☆りーぐ」でプロデュースを務める唐橋充P、高木俊P、寺山武志Pが登場。突然のサプライズと3人のド派手な衣装には本家「ACTORS☆LEAGUE」のプロデューサー陣も驚きを隠せず、黒羽Pは「すごいですし、全員先輩だから…」と素直な心情を明かしていた(高木「何かすいません、年齢層高めで」)。なお3名の登場により、YouTube生配信のコメント欄には“サクセス荘”というワードが頻発した。

この「あくたーず☆りーぐ」のテーマは“アート、平和、フェス”。高木Pいわく「こっちは戦いません!戦えませんし…」とのことで、決して戦わず勝敗もつけない、アートとエンターテインメントを融合させた“平和の祭典”となる模様だ。11月18日(土)・19日(日)に東京・よみうりランドにて開催予定。

■2023年は2つの「ACTORS☆LEAGUE」で切磋琢磨

最後は「ACTORS☆LEAGUE」のプロデューサー陣が開催に向けて意気込みを。「みんなで刺激をもらいながら、皆さまに楽しんでいただける素晴らしい一日を作れるように頑張りますので、ぜひご期待ください」(岡宮P)、「競技は生もの。去年と同じことをやっても違うものが生まれると思いますが、ちょっとずつ変えながら新しいものを作っていこうと思います」(高野P)、「荒牧所長の協力のおかげで、さらに幅広く、楽しいものに進化できると確信しています。2つの『ACTORS☆LEAGUE』を応援していただけたらと思います」(黒羽P)とアツく語ったあとは、“共闘”の証として黒羽Pと唐橋Pが固い握手を交わし、記者会見を締めくくった。

高木俊の「高」ははしごだかが正式表記

左から、荒牧慶彦所長、高野洸P、黒羽麻璃央P、岡宮来夢P/※提供写真