滋賀県草津市に住む40歳元フードデリバリーサービス配達員の男が15日、同市内のマンション管理会社を脅迫したとして逮捕された。その動機に驚きが広がっている。

 警察によると、男は2022年11月13日、草津市のマンション管理会社に電話をかけると、対応した従業員に「火炎瓶を投げる」「マンションを潰す」「殺してやる」などと暴言を浴びせ続け脅し、業務を妨害した疑いが持たれている。

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 なぜ、男はこのような事件を起こしたのか。警察によると、男はフードデリバリー配達員で、前日に配達員として被害会社が管理するマンションを訪れた際、客の待つ部屋にエレベーターに乗って行けなかったことに腹を立てたためだという。

 この事件に、ネットユーザーからは「脅しで済んで良かったとも言える。この矛先が客に向いていたらと思うと、ゾっとするよね」「この会社が管理するマンションは全てフードデリバリー業者が出入り禁止になるかもね」「エレベーターで止まらない階とかは確かにあるけれど。管理会社にクレームを入れるのはよくわからない」などの声が上がる。

 また、「これまでにも嫌がらせフードデリバリー店員による性犯罪などは発生している。注文する際はそのリスクがあるということに認識し方がいい」「手軽だとアピールしているけれど、リスクの方が大きいと思う」などの指摘も出ていた。

 店舗に行くことなく料理を届けてくれるフードデリバリーだが、配達員を個人委託にしている業者を中心に、犯罪も起きている。玄関での置き配など、リスクを避けることも考えた方が良さそうだ。

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