黒兵衛

1世帯あたりの「餃子購入額と頻度」で、長年しのぎを削ってきた栃木県宇都宮市静岡県浜松市。しかし、去年・今年と2年連続で日本一となったのは、宮崎市だ。

駅前に地元の名産・大谷石で作られた餃子像まである宇都宮市、丸い形に並べて焼き、中央にもやしをのせるスタイルが定番の浜松市と比べてあまりイメージのない宮崎餃子。しかし、1979年から地元の繁華街で愛され続けてきた餃子の名店がある。


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■阿部慎之助らにも人気

宮崎駅にもほど近い目抜き通り「橘通」の西側に広がる繁華街は、通称「ニシタチ」。居酒屋やスナック、キャバクラなど、あらゆる夜の店がところ狭しと軒を連ねる。1979年創業の黒兵衛も、宮崎の夜を支える行列が絶えない店のひとつだ。

店内に入ると、有名人のサイン色紙がずらり。多くのプロ野球チームがキャンプを行うこともあってか、とくに野球選手のサインが目立つ。

黒兵衛

とくに堂々と飾られているのが、巨人・阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチのサインとバット。通算2,000本安打と400号本塁打を記録した際のサインバットだ。元巨人で野球解説者槙原寛己氏も、キャンプ取材の際など頻繁に訪れるという。

黒兵衛


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■カリッもち皮で絶品

黒兵衛

一流の野球選手がここまで深く愛するだけあって、味のほうも絶品。皮はやや厚手。色づいた部分はカリッとホクッとしているが、上部はもちもち。形は違うが、千葉県野田市の名物・ホワイト餃子にも近いような食感だ。

具材は野菜が多め。野菜の甘味が際立ち、お酒を飲んだ後でもいくつでも食べられそうな美味しさだ。

黒兵衛


■料理は焼き餃子のみ

黒兵衛

フードメニューは焼き餃子(1人前8個/500円)のみ。飲み物はビールや焼酎、ハイボールや老酒など。使い込まれて黒光りする大きなフライパンで、一気に焼き上げる。

テイクアウトもあるので、飲んだ後のシメにも家族へのお土産にもぴったり。宮崎市内に飲みに出かけた際は、ぜひトライしてみてほしい。

【黒兵衛】

住所:宮崎県宮崎市千草町1

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(取材・文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

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