日本補助犬情報センター副理事長 木村佳友と合同訓練を実施していた候補犬エクラが、2023年2月8日、身体障害者補助犬法により定められた認定審査に合格し、介助犬としてデビューしました。(*身体障害者補助犬法は2002年5月に成立した法律で、2022年に20周年を迎えました。)
 当会副理事長 木村佳友の4代目介助⽝の候補⽝として、兵庫介助犬協会で訓練され合同訓練を行っていたエクラが、木村と共に認定審査に合格し、晴れて介助犬として活躍しています。エクラ(Éclat)は、フランス語で「輝き」という意味です。

       エクララブラドールレトリバーゴールデンレトリバーミックス犬、4歳、メス


 認定審査は厚生労働省の指定法人である兵庫県社会福祉事業団で実施されました。エクラと木村のペアは基本動作(*1)、介助動作(*2)はもちろん、介助犬として社会参加をする際に必須である、公共交通機関の利用や商業施設(スーパー、飲食店等)の利用等の審査においても問題なく高評価での合格となりました。

 エクラの審査合格に伴い、2015年より活動をしてきた3代目介助犬デイジーは引退となりますが、引き続き木村家で一緒に生活してまいります。補助犬法成立のきっかけとなった初代介助犬シンシアから始まり、2代目エルモ、3代目デイジーからバトンを引き継ぐことになった、4代目エクラのこともどうぞよろしくお願いいたします。
 動画は介助犬エクラの自宅での介助作業の様子です。
介助犬として最も大切な緊急連絡手段の確保、電話を持ってくるという作業です。動画のように、別の部屋に電話があっても、「テイク電話」の指示でユーザーの手元まで電話を持ってくることができます。車いすからの落車等の緊急時にも、家族などに連絡が取ることができます。
 ちなみに、介助動作をエクラにスムーズに引き継ぐため、デイジーは待機をしていることで褒められるという訓練を実施しています。

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(*1)基本動作:座る、伏せ、待てなどの動作や、ユーザーの横を落ち着いて歩く等の動作
(*2)介助動作:落としたものを拾う、指示したものを持ってくる等、ユーザーのニーズに合わせた動作

【木村佳友(きむらよしとも)プロフィール】
日本介助犬使用者の会会長
特定非営利法人日本補助犬情報センター副理事長
関西学院大学非常勤講師
宝塚市大使
http://cynthia.life.coocan.jp/wp/

配信元企業:特定非営利活動法人日本補助犬情報センター

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