若手アーティスト育成を目的としたアートアワード「CAF賞」の2021最優秀賞受賞アーティスト、稲田和巳による個展「潮」が、東京・六本木の現代芸術振興財団にて開催。会期は、2023年2月18日(土)〜4月8日(土)まで。

株式会社ZOZO創業者の前澤友作が会長を務め、人々が現代アートに親しめる環境づくりやアーティストの活躍の機会を増やすことを目的に活動する公益財団法人現代芸術振興財団。本展は、同財団が主催する「CAF (Contemporary Art Foundation)賞」最優秀賞の副賞として行われる。

筑波大学大学院に在籍しながら、自身や身の回りの世界を計算機を用いて構造化し、観察してきた稲田和巳。作品制作と同時に、その背後にあるテクノロジーに携わるエンジニアとしても活動。彼の作品は自ら「観測装置」と形容するように、鑑賞者が主体的に読み解き、生きる世界への解釈を見出すことを促すものだ。

本展では、シミュレーションシステムを構築し制作された新作を展示する。社会統計データから生成された仮想の地形を用いて、地理空間に横たわる不可視な流れを考察しようとする取り組みだ。
独自の世界観が広がる稲田和巳の作品たちを、この機会にぜひ堪能してみたい。

※掲載情報は2月21日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。

CAF賞2021最優秀賞受賞作家 稲田和巳個展 「潮」
会期/2023年2月18日(土)〜4月8日(土)
会場/現代芸術振興財団
住所東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル4F
開館時間/木、金 12:00〜18:00、土 12:00〜19:00
休館日/日〜水、祝
料金/入場無料
URL/https://gendai-art.org/caf/inada/

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