リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、レアル・マドリード戦を振り返った。21日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)ファーストレグが21日に行われ、リヴァプールレアル・マドリードと対戦。4分にダルウィン・ヌニェス、14分にモハメド・サラーがゴールを決め、ホームで2点を先行したものの、21分と36分に失点し、追いつかれて前半が終了。後半に入り、47分に勝ち越しを許すと、その後2点を奪われ、2-5で逆転負けを喫した。

 データサイト『OPTA』によると、リヴァプールは本拠地『アンフィールド』で行われた欧州大会で初めて4失点以上を喫した。さらに、2-0でリードした後に3点差で敗れたCL史上初めてチームにもなったという。

 試合後、クロップ監督はイギリスメディア『BT Sport』で、「序盤は素晴らしかった。一言で言えばね。完璧だったし、我々が望んでいたプレーだった。ゴール以外も前半全体はよかった」と前半の戦いには手応えを示した一方で、反省も口にした。

「最初の失点はピッチの高い位置で少し消極的になり、彼らを追いかけなかった。2失点目はドタバタしてしまった。あってはならないことだが、起こるべきことでもある。それで2-2だ」

「(後半に入って)最初の状況はヴィニシウス(・ジュニオール)へのロングボールからだった。ファウルかどうかはわからない。でも、あのような守り方はよくない。それで2-3になり、カウンター攻撃に優れている相手にそれは決して助けにならなかった。その後我々は調子を取り戻すことができなかった。前半の戦いを95分間やり続けなければならない。勢いを取り戻す必要がある」

 また、ホームで屈辱的な逆転負けを喫したことを受け、クロップ監督は「私もここから得るものはたくさんある」と言及。「(失点の場面で)5〜6人の選手がいたにもかかわらず、チャレンジが全くなかった。そんなことは起こってはいけない。試合を少し遅らせる唯一の方法はボールをキープすることだが、後半は奇妙な失い方も多かった」と振り返りながら、3月15日に敵地で行われるセカンドレグに向けて意気込みも語った。

「我々はそこに行ってフットボールの試合をするつもりだ。それは大きな挑戦になるだろう。でも、我々はその前にプレミアリーグプレーしなければならない。この試合から確実に学ばなければならない」

リヴァプールを率いるクロップ監督 [写真]=Getty Images