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 プロ野球12球団は各チーム順調に調整を重ね、まもなくオープン戦、そしていよいよ開幕を迎える。

今年のプロ野球は4球団が新監督となった。広島東洋カープ新井貴浩監督、埼玉西武ライオンズ松井稼頭央監督、千葉ロッテマリーンズ吉井理人監督が新体制としてスタート。

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 そして中でも注目なのが、15年ぶりに阪神タイガースに戻ってきた岡田彰布監督だろう。

 就任以来、優勝の言い換えとして「アレ」を連発。1年目から「アレ」を目指し、日々、厳しくも愛のあるゲキを飛ばし選手たちを奮い立たせている。

 そんな岡田阪神について

「岡田さんはハッキリとものを言って裏表がないから選手はやりやすいんじゃないかな。監督が変わる年は、周囲の色々な人たちも変わる。キャンプで『俺たちにもチャンスがある』って頑張る選手が出てきたら、十分優勝の可能性もあると思う」

 と話すのは、巨人のエースとして一時代を築き、完全試合を達成したことでも知られる野球解説者槙原寛己氏だ。

 元阪神・下柳剛氏のYouTube「柳に風【下柳剛公式チャンネル】」が16日に更新した動画にゲスト出演した槙原氏は、今季の阪神の展望について下柳氏と語り合った。

 槙原氏は注目選手に、あの若手投手の名を挙げた。

「僕が注目しているのは、西純矢投手ですね。昨シーズン、クライマックスシリーズで解説をしながら見ていたんですが、このピッチャーは本当に良くなると思いました。球も良いし投げっぷりも良い。これは活躍すると思いましたね」

 プロ3年目の昨季は14試合に登板し6勝をマークし、防御率2・68。クライマックスシリーズではリリーフとして登板し、力投でチームをファイナルステージ進出へ導く活躍もみせた。

 このオフにはかねてから憧れていたツインズ前田健太(34)と共に自主トレも実施。

 さらなる飛躍を目指し、力をつけてきた。

 そんな若虎の存在には、指揮官も期待しているという。

 オフにラジオ番組で岡田監督と共演したという下柳氏は、

「岡田さんも、1番期待している選手は西純矢と言っていました」と明かす。

 阪神といえば充実の投手スタッフがそろっていることで知られるが、西純には将来のエース候補として高い期待をかけているというのだ。

 今季で高卒4年目を迎える西純と同世代には、今回の侍ジャパンメンバーにも選出されたロッテ佐々木朗希(21)オリックス宮城大弥(21)をはじめ、ヤクルト奥川恭伸(21)らがおり、彼らの存在も刺激になっていることだろう。

 指揮官、そして球界OBからも注目を集める西純の4年目のシーズンは、果たしてどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【阪神】岡田監督が1番期待していると明言、球界OBからも注目を集める若虎の存在