メルカリ総合研究所より、「メルカリ物価・数量指数からわかる1月トレンド」をご紹介いたします。

メルカリ物価・数量指数」は、月間利用者数2,100万人超のフリマアプリ「メルカリ」を活用し、「メルカリ」内の取引価格と流通数量の変動状況を、「メルカリ」における商品カテゴリー毎に月単位で表す価格指数・数量指数です。個人間商取引における消費者の需要を可視化していく世界初(※1)の取り組みです。各種データを参照した消費トレンドを発信している報道関係者をはじめ、物価変動を取り扱うマクロ経済学、消費者行動、マーケティング等の研究者に情報を開示し、経済・研究活動に寄与することを目的としています。

本ニュースレターでは、「メルカリ」の“中カテゴリー”に限定し、前年同月比で物価および数量指数が上昇、または下落した商品カテゴリーを紹介しています。

※1:メルカリおよびUTEcon調べ。基準年月を2018年1月から2020年1月に今回より改訂しています。
  • 1月のポイント
  • 2023年1月、物価指数が上昇・下落した商品カテゴリーTOP5(前年同月比)

※今回より、物価指数の基準年月を2018年1月から2020年1月に変更いたしました。変更に伴い、12月比のランキング変動は割愛しております。
  • <ピックアップ>「水着(メンズ)」、“取引の活発さ”を示す数量指数がコロナ流行直前の2020年1月と同等に
“取引の活発さ”を示す数量指数を見ると、2020年4月に発出された最初の緊急事態宣言の際に「水着(メンズ)」の数量指数は急落していました。2020年9月に一時回復するものの、同年10月以降、25か月間に渡り数量指数が基準値を上回ることはありませんでした。しかし、2022年11月と2023年1月は基準値と同等まで回復。また、この動きに合わせるように、物価指数「1.32」となり、過去3年間で最高の数値を示しています。
  • <ピックアップ>「生活家電(家電・スマホ・カメラ)」の物価は下降傾向
「生活家電(家電・スマホ・カメラ)」カテゴリーでは、「PC周辺機器」「イヤホン」「洗濯機」「冷蔵庫」「アイロン」などの家電が出品されるカテゴリーです。
物価指数は2021年12月をピークに下降傾向が続いています。数量指数は一定の水準を保ちながらも徐々に上昇し、2023年1月は過去3年間で3番目に高い数値を示しています。
  • コメント
株式会社メルカリ メルカリ総合研究所
研究委員 志和あかね


2017年2月、「メルカリ」で検索数が急上昇するワードの一つに「水着」がありました。「1月に水着?」と思う方もいるかもしれませんが、コロナ前においては、卒業旅行リゾートに行く予定の方が、季節外れのために店頭には並んでいない「水着」を「メルカリ」で購入する動きが見られました。(※2)
一方で今回の「水着(メンズ)」の取引を見ると、そのほとんどが「競技用水着」の取引であることがうかがえます。新しいことをはじめる年の初め、ジムに入会し、プールでのフィットネスにチャレンジする方が多くなっているのかもしれません。

また、過去3年間で3番目に高い数量指数となった「生活家電(家電・スマホ・カメラ)」カテゴリーを詳細に見ると、基準時から最も数量指数が上昇した商品は「洗濯機」となりました。
2020年2月から、「梱包・発送たのメル便」が始まり、「洗濯機」のような大型家電も簡単に出品できるようになっています。これから本格的に新生活シーズンを迎えるにあたり、このような家電製品取引の活発化も予想されます。

※2:<メルカリトレンド通信Vol.1>1月のメルカリトレンドワードを発表!前月比最も検索されたワードは、「福袋」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000026386.html

配信元企業:株式会社メルカリ

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