性的暴行疑惑の罪に問われている元ブラジル代表DFダニエウ・アウベスだが、仮釈放は認められなかったようだ。スペインマルカ』が伝えた。

12月30日の早朝、アウベスはバルセロナのナイトクラブで23歳の女性に対して性的暴行を行ったとされ逮捕。容疑がかけられている段階ではあるが、選手と被害者の話を聞いた裁判所が逃亡の危険性があると判断。刑務所に収監されることが決まった。

アウベスは、妻のジョアナ・サンスさんから離婚を求められるだけでなく、所属していたUNAMプーマスが損害賠償を請求。契約違反として100万ドル(約1億3200万円)を要求。その他、自宅の差し押さえや多額の負債を抱えることとなったとされている。

その後、妻はアウベスを支えると主張し、アウベスも暫定的に刑務所から釈放されることを望んでいたが、被害者女性の体内や衣服、ナイトクラブの床から採取した体液が、アウベスのDNAと一致し、明確な証拠が出ていた。

アウベスは当初事実を否定していたが、後に合意の上で行為を行ったと主張を転じていたが、この検査結果により行為を否定した最初の主張は覆されることとなった。

そのアウベスはその後も仮釈放を求めていたが、バルセロナの裁判所は21日、この控訴を棄却することを決定した。

アウベスは裁判が終わるまで刑務所から出ることができないが、出るためには新たな証拠を提示するか、再度控訴するかの2つの手段があるという。

混沌を極める状況となっているが、決着はまだまだ先になるようだ。

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