今月5日、イギリススーパーマーケットにてポニーが店内を歩く目を疑う光景が撮影された。動画には広い店内を悠々と歩く1頭のポニーが映っており、困惑しながらもポニーを出入口の方へ誘導しようとするスタッフの姿もあった。当時、偶然にも馬の保護活動を行う団体のスタッフが買い物に来ており、慣れた手つきでポニーにまたがるとそのまま店を出て行ったと英ニュースメディア『Metro』などが伝えている。

話題のポニーは今月5日午前11時25分、買い物客で賑わう英ウェールズ南部カーディフ市ペンガム・グリーンにあるスーパーマーケット「テスコ(Tesco)」にやって来た。当時買い物をしていた人々がポニーの姿を撮影しTikTokやTwitter、Facebookなどに投稿しており、そのうちの動画の1つには暴れる様子もなくゆったりと店内を歩くポニー後ろ姿が映っていた。周囲にいる人々は驚いた様子を見せずに買い物を続けており、しばらくすると警備員と思われる男性がポニーへ近寄り、これ以上店内の奥へ行かないようにポニーの前に立ちはだかっている姿が確認できる。

ニンジンを好むイメージがあるポニーは野菜売り場に直行するかと思われたが、実際にはベビーフード売り場の付近を歩き回っていたという。当時、偶然にも馬の保護活動を行う団体「The Healthy Horse Project」のスタッフが店内で買い物をしていた。このスタッフがポニーの存在を知ると慣れた手つきでポニーにまたがり、そのままポニーと一緒に店の外へ出て行った。その様子を捉えた写真もTwitterでシェアされており、ポニーに乗った男性がちょうど出入口を通過する瞬間が写っていた。

同店の近くにあるトレモルバという地域では野生のポニーが多くいることで知られているが、通常は室内よりも屋外を好むため、今回自ら店内に入ってきたポニーの行動には地元の人々も驚いている。タクシー運転手のアッバース・カーンさん(Abbas Khan、32)は、「この地域では近くのマクドナルドで若い人が馬に乗っている姿をよく見かけますが、それでもテスコにポニーがいたという話を聞くのはショッキングですよ。毎日見るような光景ではないですからね」と話している。

ポニーの姿を捉えた動画がネット上でシェアされると大きな話題を呼び、「いったいどうやって店の中に入れたんだ」「ニンジンを探していたのかな?」「野菜コーナーに連れて行ってあげて!」など驚きやジョークを飛ばすコメントが寄せられた。また英語で声がかすれることを“hoarse(ホース)”と言い、馬を意味する英単語である“horse(ホース)”と発音が同じため、「喉に効く薬を買いに来たのかも」と笑う声もいくつか届いていた。

なおテスコは低価格を売りにするスーパーとして知られており、今回の件についてテスコの広報担当者は「うちの店の安いオーツ麦に惹かれてやって来たのかもしれないですね」と述べている。

ちなみに2021年11月にも似たケースが発生しており、自らドアを開けてコンビニに入ってきたクマが、アルコール消毒をしているような姿を捉えた動画がネット上で注目を集めていた。

画像は『Foxes Forever 2023年2月6日付Twitter「Replying to @NoContextBrits」』『No Context Brits 2023年2月6日付Twitter』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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