新たにスーパースクリーン導入
メルセデス・ベンツは、6代目となる次期型Eクラスのインテリアを公開した。大型の「MBUXスーパースクリーン」など、複数の新機能が用意されている。
【画像】インテリアが大幅進化した6代目Eクラス【メルセデス・ベンツの次期型Eクラスを写真で見る】 全16枚
次期型Eクラスは7月に欧州で発売される予定で、このモデルチェンジでは特にインテリアのエンターテインメント性に焦点を当てているようだ。
今回披露されたMBUXスーパースクリーンは、既存のMBUXハイパースクリーンをベースとしたもので、中央のインフォテインメント・ディスプレイと助手席用ディスプレイを組み合わせたオプション装備となる。
デジタルメーターディスプレイは独立しているが、インフォテイメントと助手席用の2つのディスプレイは1枚のパネルに収められ、よりすっきりとした印象を与える。アナログ操作系が少なくなっている点も特徴の1つだ。
センターコンソールに設置されていたコントロールパッドは廃止され、エアコンのコントロールはインフォテインメント・ディスプレイに搭載される。また、中央4個と外側2個のエアベントは、ダッシュボード上部を横切る長いベンチレーションバンドに置き換えられる。
その他、オプションとして新しいヘッドアップディスプレイ(HUD)が用意され、最新のSクラスなどと同じようにAR機能が搭載されている。
アンビエントライトも一新された。オーディオシステムの音楽と連動してパルスするだけでなく、パーキングアシスタント、交差点進入システム、ブレーキアシストなどの警告としても使用できる。
新しいMBUXシステムには、サードパーティーのアプリケーションをインストールする機能もある。欧州仕様では、Angry Birds、TikTok、Vivaldi、Webex、Zoom、Zynkなどのさまざまなアプリがプリインストールされる予定で、ディスプレイ上でオンデマンドのビデオストリーミングも可能だ。
デュアル・ライト・コントロール(DLC)により、走行中も助手席のディスプレイで映画などのコンテンツを見ることができるが、ドライバーの注意散漫を検知するとディスプレイが無効化される。
MBUXスーパースクリーンでは、カメラも用意されている。ダッシュボード上に設置され、停車中に自撮り写真の撮影やオンラインビデオ会議が可能だという。
メルセデス・ベンツは、最新のMBUXでは従来よりも高速かつシームレスな動作を実現するとしている。
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