生田斗真が、2月23日に都内で開催された映画「湯道」の公開初日舞台あいさつに登場。共演の濱田岳、橋本環奈、柄本明、企画・脚本の小山薫堂、メガホンをとった鈴木雅之監督と共に、初日を迎えた感想や、作品にちなんで最近“沸いている”ことなどを語った。

【写真】生田斗真も思わず苦言を呈すほど会場を沸かせた山崎夕貴アナ

■生田「これは日本でしか作れない映画」

本作のクランクアップは1年2カ月ほど前の2021年12月。初めてオファーを受けた時のことを、生田は「ワクワクしましたね。日本が世界に誇るべき文化の一つだと思いますから。本当にこれは日本でしか作れない映画になると確信しました」と明かす。

そしてこのほど公開初日を迎え、生田は「この日が来るのをずっと心待ちにしていたので、皆様の“ひとっ風呂浴びた”ような爽やかな笑顔を見ることができて幸せです」と、風呂にかけて心境を吐露した。

一方、生田演じる三浦史朗の弟・悟朗を演じる濱田は「最初お風呂の映画って聞いて、こんなに小さくてそんなに濃くもない顔が、古代ローマ人でいいのかなって思ってたんですけど…」と何やら違う作品(テルマエ・ロマエ)を意識して語り、「でも、脚本を読んだら、斗真さんがおっしゃった通り、日本で暮らせて良かったと思えるような作品で。個人的に、昭和時代にあったようなすてきな温かい映画に出られた感覚になって、ある種の夢をかなえていただいたようですごくうれしかったです」とちょっと誤解はありつつも(?)、古き良き日本を感じる作品に出られた喜びを語った。

また、作品にちなんで「私は○○に沸く」というお題で、自身が今注目していることや、マイブームなどを語るフリップトークを展開。

■生田「お茶場」でテンション上がる

このテーマに生田は「お茶場」とフリップに記載し、「これはオフィスにもあるのかな? ワゴンとかにフリーで食べていいチョコとかお煎餅とかコーヒーとか。撮影現場にあるんですけど、そこが充実しているとものすごく沸きますね。撮影でちょっと疲れた時、ちょっと甘い物が食べたいなと思って行って、さまざまなチョコレート、煎餅が置かれているとすごくテンションが上がりますね」と語る。

その流れで、MCのフジテレビ・山崎夕貴アナウンサーが「アナウンス室にもお茶場みたいなスペースがあるんですけど、軽部(真一)さんが1日で食べちゃうんですよね…」と先輩アナをいじったかと思えば、「あまりそういう“盗っ人”みたいな人はいないですか?」とさりげなく暴言を吐き、会場は爆笑に包まれる。

すかさず生田が「軽部さんを盗っ人扱いしちゃダメよ!先輩なんだから」とたしなめ、「気を付けろ!またネットニュースのトップになるぞ」と苦笑。「この前、山ちゃん(山崎アナ)と一緒に『湯道』のイベントに出て、司会をやってくれたんですよ。そしたら山ちゃんが話してくれたエピソードが面白過ぎて、その日のニューストップにガーン!って。『ほか、生田斗真らも登壇』って…(笑)」と、やんわりとクレームを入れる。

続けて「今日も危ないなあ…(笑)。『山崎、軽部を盗っ人扱い』でトップになる可能性がある」と指摘すると、山崎アナは恐縮しきりで「失礼いたしました」と、“座長”に謝罪していた。

最後に、生田は「二度三度“追い炊き”(リピート)して見てほしいと思います。一緒にお湯に浸かるとその人をもっと好きになったり、深く知れたような気持ちになるのがお風呂の魅力だと思います。皆さんも今日のお風呂がより気持ちよくなることを祈っております」と大勢詰め掛けた観客にメッセージを送った。

■映画「湯道」とは

同作は、小山薫堂が2015年より提唱している、日本の文化である「お風呂」について精神や様式を突き詰める新たな道「湯道」がテーマ。“家元”である小山自身が映画化を企画し、完全オリジナル脚本で2月23日に全国公開された。

◆取材・文=ブルータスシーダ(STABLENT LLC)

※山崎夕貴アナの「崎」は、タツサキが正式表記

生田斗真が主演映画「湯道」の初日舞台あいさつに登場/※ザテレビジョン撮影