インテルカメルーン代表GKアンドレ・オナナは、チャンピオンズリーグ(CL)のポルト戦で勝利の立役者となった。

オナナは昨夏にアヤックスから加入。アヤックスでのラストシーズンはドーピング疑惑によって苦しい1年を送ったが、インテルに来てからは絶対的守護神だったGKサミル・ハンダノビッチから定位置を奪取している。

38歳のハンダノビッチは衰えが隠せないこともあり、昨年10月以降はオナナが不動の存在に。22日に行われたCLラウンド16・1stレグのポルト戦ではスーパーセーブを連発してMVP級の活躍。1-0の完封勝利に貢献した。

この一戦では試合中にFWエディン・ジェコと激しい言い争いをした場面が話題となったが、仲裁に入ったMFハカンチャルノールいわく「アドレナリンの影響」とのことで、すでに和解済みと明らかにされている。

イタリアカルチョメルカート』はこの出来事も含めてポルト戦のオナナを称賛。36歳の“重鎮”ジェコに一歩も怯まない態度が印象的だったのか、「インテルでリーダー格の選手となりつつあり、ハンダノビッチを正GKに推す人々を黙らせた」としている。

試合前には「僕たちは強い。どこが相手でも勝てると信じている。CLでも最後まで辿り着くことができる」と力強い言葉を残していたオナナ。インテルの最後の砦として存在感を強めている。


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