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インドに住む17歳のある少年が試験を受けるために会場を訪れたところ、自分以外が全て女子生徒だったことで緊張から失神してしまった。しかも少年はその日ばかりか翌日も、試験を受けることができなかったという。この珍事はインドのメディア『Times of India』などが今月初旬に報じていたが、世界の奇妙なニュースを紹介するウェブサイト『Oddity Central』が22日に取り上げたことでさらに注目を集めることとなった。

インド・ビハール州ナーランダの「ブリリアント・コンヴェント・スクール」で現地時間2月1日、数学の試験のために同校を訪れた17歳の少年が気を失って病院に運ばれる騒ぎが起きた。少年は同州ビハール・シャリーフにある「アラマ・イクバル・カレッジ」に通うマニッシュ・シャンカール・プラサードさん(Manish Shankar Prasad、17)ということが分かっている。

マニッシュさんは、数学の試験を受けるため「ブリリアント・コンヴェント・スクール」へ早めに到着して試験に備えようとした。しかし案内された席について辺りを見渡したマニッシュさんは、500人以上もいる中で男子生徒は自分だけだったことに気づいた。

大勢の女子生徒に囲まれている恥ずかしさに加え、試験前の緊張が重なったせいかマニッシュさんはその場で失神し、床に崩れ落ちてしまった。すぐに学校関係者によって彼は同州の「サダー病院」に搬送されたという。のちにインドテレビ局のインタビューに応じたマニッシュさんの父親サッチダーナンド・プラサードさん(Sacchidanand Prasad)は「息子は病院で数時間後に意識を取り戻した」と明かした。

しかしながらマニッシュさんはショックから発熱を伴い、翌日も試験を受けることができなかったそうだ。そんなマニッシュさんは地元メディアの取材陣から「なぜ失神してしまったのか?」と質問されるも、内気な性格なのか一言も返すことができなかったという。

家族は今回の件について、「ビハール州学校試験委員会」が誤ってマニッシュさんを女性として登録し、女性専用の試験会場を割り当てたと同委員会を非難した。一方で同委員会では「マニッシュさんが登録用紙に女性と誤記した可能性がある」と主張している。

また同委員会の会長であるシャシ・ブーシャン・プラサード氏(Shashi Bhushan Prasad)は「受験カードの性別に誤りがあった場合、訂正するまでに20日間もの期間がありました。今回の件は完全に、少年もしくはその家族、あるいは学校側のいずれかの(確認不足の)不注意によるものです」と述べており、互いの主張は平行線を辿っている。

画像は『Dhaka Tribune 2023年2月3日付「India student faints after finding himself alone with 500 girls in exam hall」(Collected)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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