●東京・赤坂見附にある『前田食堂』の「人生最高のハンバーグ」とは? 実際に食べに行ってみた。

 肉汁あふれるハンバーグに、特別な言葉はいりません。ただただ、旨い。洋食の王様ともいえるハンバーグに心躍るという人も多いのではないでしょうか? 筆者もそんな一人です。最近、特にハンバーグに恋い焦がれる筆者が気になったのは、東京・赤坂見附にある『前田食堂』。赤坂の飲食店が密集する一ツ木通り沿いにあります。ここには「人生最高ハンバーグ」があるというのです。

 みなさん、人生で心に残るような最高のハンバーグに出会ったことはありますか? 『前田食堂』のハンバーグは、今まで食べてきたハンバーグと何が違うのか……ワクワクしながらお店へ向かいました。

[食楽web]
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 白を基調としたスタイリッシュな雰囲気の店内。入店すると、アイランドキッチンが望めるゆったりめのカウンター席が9席あります。そしてお昼前には、瞬く間に満席になりました。

 席には「人生最高ハンバーグ」と書かれたメニュー表が一枚。カウンターで立ち振る舞うマネージャーの猪本さんに一番のおすすめを聞くと、「和風オニオンソースのエッグを選び、トッピングはチェダーチーズが最強です」とのこと。間髪入れず「ではそれで」とオーダーしました。

本気のハンバーグに昇天! まさかの食べ方が“人生最高”だった

 まず運ばれてきたのは、前菜のサラダとコーンスープ。クリーミーでコクがあるコーンスープは、懐かしい洋食店のようなまろやかな味わい。シャキシャキの新鮮なサラダも美味。ドレッシングは自家製のレモンバジルか、ゴマ風味のオニオンナンプラーから選べます。

「和風オニオンソース(エッグ)」1380円、+チェダーチーズトッピング300円
「和風オニオンソース(エッグ)」1380円、+チェダーチーズトッピング300円

 前菜をじっくり味わいつつ、厨房の様子を眺めていると、シェフが四角い鉄板の上にハンバーグをのせ、オニオンソースをジュワーッ。最後にとろとろのチェダーチーズをかけていました。カウンター席なので、その様子を見るのも楽しい。ハンバーグをジュージュー焼く音が響いてきて、テンションが上がります。

 そして、ジュージューと音を立てて目の前に運ばれてきました。オニオンソースに浮かぶのは、チェダーチーズに包まれた厚み十分のハンバーグ。添えられているのは目玉焼き、インゲン、じゃがいも、そして白ごはん。「最強」という言葉以外の何も浮かびません。

 食べる前に、スタッフがおすすめの食べ方を教えてくれます。「ハンバーグを半分食べたら、残りの半分に白ごはんを入れて目玉焼きなどもすべて混ぜてお召し上がりください」

 その楽しみ方、人生初なんですけど! 最後が待ち遠しい限りですが、まずはハンバーグをじっくり味わってみます。

 ハンバーグはスパイシーで、中からは肉汁があふれ、果てしなくジューシー。ものすごく厚みがあるのにしっとりやわらかい! もちろん、中までじっくりと火が通っています。

 そしてチェダーチーズの風味と、刻み玉ねぎたっぷりのオニオンソースがハンバーグに絡みます。とくに濃厚でコク深いオニオンチーズの味がおいしすぎる。かといって、肉の旨みがかき消されることはなく、肉の味もしっかりあります。この厚みだからこそ、ですね。

ごはんを鉄板にダイブさせて〆る

 ハンバーグを半分食べたら、スタッフさんのオススメ通り、残った白ごはんを鉄板に入れて、豪快に混ぜ合わせます。今しがた見ていた風景とは全く違う、新たな一品が完成。すかさず、半熟卵がのったおいしいところをパクリ

 う、旨すぎる…! ひと口目からこの上ない充足感。ハンバーグごはんに感動が止まりません。そこに猪本さんの「最高でしょ?」という言葉。たしかに、人生最高です。何も言葉はいらない、本当に最高なんです。

 ごはんにもこだわりがあるそうで、お米マイスターが厳選したお米を使用し、少しゴロッと固まった口当たりが特徴なんだとか。これにより、ごはんが肉汁やソースで崩れることなく、ハンバーグとの最高の協演を果たしてくれます。

まとめ

 幸せすぎるハンバーグ時間はあっという間。お腹も心も満たされて、最後には「人生最高ハンバーグ」を確信させてくれました。赤坂でハンバーグを食べるなら『前田食堂』が定番化しそうです。なお、ハンバーグメニューはほかにもあるので、次は違うメニューで昇天させていただきます。ごちそうさまでした。

(撮影・文◎道面 梓)

●SHOP DATA

前田食堂外観

前田食堂

住:東京都港区赤坂4-2-2 赤坂DNプラザビル 1F
TEL:03-6459-1777
営:月~金11:00~15:00 、18:00~22:00 、土・祝18:00~22:00
休:日曜
https://www.instagram.com/maeda_syokudo_dinner/

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