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 阪神は26日に行われた日本ハムとのオープン戦(名護)に6-8と敗れた。

 同試合では売り出し中のドラ1ルーキー森下翔太(22=中大)が「3番・右翼」で先発出場。いきなり3安打の猛打賞と大暴れしてみせた。

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 明るい材料がある一方で、指揮官が顔を曇らせたのは助っ人の状態だった。今キャンプ最後の実戦でそろい踏みした阪神の助っ人3投手が、いずれも失点。再三、スロー調整を指摘していたB・ケラー(28)は2回1安打1失点、昨年開幕戦で炎上した記憶も残る来日2年目のK・ケラー(29)は1回3安打3失点と炎上。ビーズリー(27)は清宮幸太郎(23)に一発を浴びるなど1回1失点、それぞれが課題を残す内容となった。

 これには岡田彰布監督(65)もあきれ顔だった。この試合の助っ人陣の内容に関して「やっぱり見ての通りよ。はっきり言うてな。日本の野球をなめたらあかんよな」とピシャリ。続けて「結局は言うても(球数を)投げへんねんから、しょうがないわな」と突き放した。

 これまでもB・ケラーに関してはコーチ陣を通じて「ブルペンで球数を投げろ」「危機感を持て」と再三、苦言を呈してきたが、当の本人が聞く耳を持たなかった経緯がある。

 来日2年目のK・ケラーも直球の切れを欠き、今後に不安を残した。守護神候補の湯浅京己(23)がWBCに出場するため、開幕カードには代役守護神としての働きも期待されていたが、この内容ではおぼつかない。

 同じく守護神候補として見られていたビーズリーも制球を欠いた。最近は明るい話題が多かった阪神キャンプで浮上した課題に名将がどう取り組んでいくのかも注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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