IMLEXとは2019年文部科学省「大学の世界展開力強化事業・日―EU戦略的高等教育連携支援」に採択された日本×EU初の国際修士プログラム,Master of Science in Imaging and Light in Extended Realityの略称。豊橋技術科学大学ではVR,XR技術,情報知能工学が専門的に学べる本プログラムをEUの東フィンランド大学(フィンランド),サンテティエンヌ・ジャン・モネ大学(フランス),ルーヴェン・カトリック大学(ベルギー)と連携して行っている。学生はこれらの大学を歴訪しXRの基盤を身に着けながらEUと本学の3つの修士学位を取得する。(詳細後述)
■イベント背景
近年XR技術の進歩は凄まじく,ビジネスであればバーチャルオフィスエンターテイメントならPokemon GOのようなコンテンツが話題となっている。エンジニア分野においての人材育成は急務である。
IMLEXプログラムへは世界各国から学生が集まり,日本でのインターン,就職を希望する学生が少なくない。ところが,現状日本では,まだまだコミュニケーション手段として日本語が求められることが多く,優秀な知識を持った学生を日本に留めておけない状況となっている。
一方,Hire Plannerはバーチャルイベントで,実際に対面で話をしている状況に近い体験を提供し,企業と学生がよりインタラクティブにつながる場を作ることに成功している。
今回,“優秀な人材を集めたい”そんな会社をサポートし続けているHire Plannerが持つ幅広い企業との繋がりを通して,日本の革新的な企業が優秀なエンジニア人材と繋がれるよう,IMLEXプログラム履修学生を対象とし英語による合同会社説明会を開催することにした。
このイベントを通じ学生は最先端の技術を持った企業と自由につながることができ,技術やビジネスだけでなく企業の文化的な側面も含めて総合的に企業を知り,評価することで将来のキャリアへの第一歩を日本で踏み出すことが期待される。

日時:3月24日(金)16:00~19:00
場所:オンライン


■プログラムを通じてXR人材需要の増加に対する本学での取り組み
XR人材需要の増加                                   
IMLEXプログラムの第1期修了生である マーティンセン マイケル誠さん(本学 視覚認知情報学研究室 博士後期課程 1年)が文部科学省スキームD(https://scheemd.mext.go.jp/)ピッチで紹介したように XR市場の規模は拡大の一途をたどっており,人材の確保が製造,医療,教育といった多岐にわたる現場で急務である。
本学の得意分野を活きた教材として教育現場で活用
XR技術を用いた,センシング,AI・IoT,ロボット等の研究は本学が得意とするところであり,最新の研究成果を,活きた教材として速やかに教育現場で利用出来るよう,本学ではVR実験室を整備している。
XR コンテンツを作るというのはユーザーにとって喜ばれる「体験」を制作することである。そのためには,コンピューターサイエンスの知識だけでなく,ヒトの視覚や聴覚といった感覚器官が外部からどのように情報を受け取り,身体へフィードバックし,どう解釈するのかを知る必要がある。
学生はVRデバイスを用いた心理物理学実験を実施し,認知科学や心理学の側面から人間の認知のメカニズムについて学んでいる。                                   
                                                 
次世代への効果・影響
国際交流の場
VR実験ではIMLEX参加学生だけでなく,学部学生もIMLEX学生と共に授業を受けている。
学部学生にとっては,ヨーロッパの大学で最先端の技術を学んできた修士学生の研究を目の当たりにでき,英語での授業の素養も身に着けられる刺激のある授業となっている。この授業を通じてIMLEXプログラムに興味を持ち参加を希望する学部学生もおり,学部学生が世界へ目を向けるきっかけにもなっている。
若い世代のSTEM教育
近年耳にすることの多くなってきたSTEM教育(ステム教育)であるが,本学では科学(Science),技術(Technology),工学(Engineering),数学(Mathematics)には当初から力を入れており,その4つの分野を総合的に学ぶSTEM教育にもこのVR授業が担う役割は大きく,学生はVR授業を通して“自ら考え”“創造し”“判断し”“問題を解決する力”を身につけている。

■将来への期待
想像し創造する未来を担う学生の育成
グローバル化やIT技術が加速的に進み,今後リアルな空間とバーチャルな空間の融合する,予測不可能な世の中がやってくることが予想される。IMLEXプログラムではそのような流れに対応できる技術,能力を持った人材を育て,これまでにない「体験」を提供する産業への貢献も期待される。
    
■IMLEXとは?
2019年文部科学省「大学の世界展開力強化事業・日―EU戦略的高等教育連携支援」に採択された日本×EU初の国際修士プログラム,Master of Science in Imaging and Light in Extended Realityの略称。
IMLEXプログラムは,世界大学ランキングでも上位に上る大学,東フィンランド大学(フィンランド),サンテティエンヌ・ジャン・モネ大学(フランス),ルーヴェン・カトリック大学(ベルギー)と豊橋技術科学大学で構成されており,学生は東フィンランド大学,サンテティエンヌ・ジャンモネ大学又はルーヴェン・カトリック大学と本学を歴訪し3大学の修士学位(トリプルディグリー) の取得を目指す。 トリプルディグリーは日本では初めての取り組み。                    
学生はそれぞれの大学で,その大学が誇るトップレベルのVRインターフェース技術,レンダリング技術, 人間工学に基づいた照明技術,認知科学などを習得する。また,講義だけではなく日欧の企業が産業界パートナーとして参画しており,先進的な企業でアドバイスを受けながら修士研究が出来る。
IMLEXで修得した技術は,情報・映像メディア・ゲーム・人工知能・ソフトウェア,ロボット産業界等でも活躍する人材を育成し,専門分野のパイオニアとして新たな拡張現実(XR),ロボット技術を創造する,まさに次世代に必要とされる未知の世界を作り上げる学生を育てている。
IMLEXプログラムでは使用言語はすべて英語。参加学生は多種多様な国から参加した学生と共に過ごし,アカデミックな学修だけでなく,異文化交流を通して世界に通用する考え方,価値観も学んでいく。
国立大学法人豊橋技術科学大学について
豊橋技術科学大学は,技術を支える科学の探究によって新たな技術を開発する学問,技術科学の教育・研究を使命とします。この使命のもと,主に高等専門学校卒業生及び高等学校卒業生等を入学者として受け入れ,大学院に重点を置き,実践的,創造的かつ指導的技術者・研究者を育成するとともに,次代を切り拓く技術科学の研究を行います。さらに,社会的多様性を尊重し,地域社会との連携を強化します。これらを通じて,世界に開かれたトップクラスの工科系大学を目指します。
                           
【お問い合わせ】
学校名:国立大学法人豊橋技術科学大学
所在地:〒441-8580
愛知県豊橋市天伯町雲雀ヶ丘1-1
HP:https://www.tut.ac.jp/


世界展開力強化事業担当(IMLEX事務室)
Tel:0532-81-5175
E-mail: e-mail: imlex-staff@office.tut.ac.jp
HP:https://imlex.tut.ac.jp/

配信元企業:国立大学法人豊橋技術科学大学

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