広瀬すずが主演、King & Prince・永瀬廉が出演する火曜ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)の第6話が、2月21日に放送された。空豆(広瀬)が、職場である高級有名ブランド・アンダーソニアで頭角を現してきた。デザイナー・久遠(遠藤憲一)は生意気な部分が気になりつつも、空豆の才能と光るセンスには一目を置いている状況。ドラマの公式TikTokでは、遠藤がキャストと一緒に仲良く踊る動画が公開されており、「エンケンさんお茶目すぎる」と話題になっている。(以下、ネタバレが含まれます)

【写真】音(永瀬廉)は勉強に疲れて寝てしまった空豆(広瀬すず)をベッドに運ぶ

■空豆と音、それぞれが夢を追って進んでいく

同作は、九州の片田舎で育った浅葱空豆(広瀬)が、幼なじみの婚約者を追って上京した先で、音楽家を目指す青年・海野音(永瀬)と運命的で衝撃的な出会いを果たすことから始まる「夢」と「恋愛」の物語。

脚本を担当するのは、「オレンジデイズ」(2004年、TBS系)以来19年ぶりに“王道青春ラブストーリー”を手掛ける、北川悦吏子氏。互いに夢を追い、励まし合い、時にはけんかをしながらも笑い合って過ごした23歳の2人の“愛おしい時間”を描く。

■空豆が久遠を“ワニみたいな顔”と言ってのける

第6話は、仕事を始めた空豆の細やかな心遣いが、職場で輝きを放つようになってきた。多忙な久遠のために、靴箱を開けなくても中が分かるように写真を張ったり、雑に置かれていた服を年代別、シーズン別に並べるなど、空豆は雑用をこなす合間にこなしていたのだ。空豆の美的センスも日に日に磨かれており、久遠は実は空豆が世界的デザイナー・浅葱塔子(松雪泰子)の娘であると知り、さらに空豆への信頼を深める。

しかし、口も達者な空豆。久遠が有名デザイナーであることに遠慮するわけもなく、「でも」という意味の「じゃっとん」と反論をしてばかり。久遠が「その“じゃっとん”やめろな。この場が乱れるんだ。アンダーソニアの美しい空間が乱れるんだよ」と応戦すると「その顔はええと?先生のワニみたいな顔がこの空間乱さんとやろか」と反論して一歩も引かない空豆であった。

■大御所俳優の履いているズボンにハサミをいれる空豆

アンダーソニアを大御所役者の犀賀(大友康平)が訪ねたときも、空豆の怖いもの知らずな性格が露わになった。久遠と昔ながらの友人である犀賀は、車椅子に乗って来た。「こうなっちゃうとさ、アンダーソニアの服に負けちゃってるよね、おれ」と弱気になる犀賀に、空豆は「そんなことなかとです!」と急に会話に入ってきて、方言をさく裂。同じ九州出身と判明し、意気投合した犀賀は空豆の思い切りの良さを気に入ったようだった。

空豆は犀賀の履いていたズボンにハサミを入れ、新しいスカートのデザインへと生まれ変わらせた。同僚からはひんしゅくを買い、キャットファイト状態になってしまったが、犀賀は「流行も頑張ってる田舎もんが作る」、「いいじゃない、面白いよ」と若い才能を認めていた。

■キャスト陣のダンスも好評

大御所であるとか、有名企業だとかはまったく気にせず、自分の気持ちをぶつけて突き進むことができる空豆。音は、自分とは違う空豆の輝きを少しうらやましく思いながら、自分の夢を追っている状態だ。

また、番組公式TikTokでは「#夕暮れにダンス」と題して、King & Princeの歌うエンディングテーマ「Life goes on」に合わせて出演者たちが踊る動画が好評。劇中で見せる笑顔以上に、仲良しな様子が伝わり、一生懸命踊る遠藤憲一らに「カワイイ」「雰囲気良すぎる」などのコメントが寄せられている。

空豆(広瀬すず)の才能を認め始める久遠(遠藤憲一)/ (C)TBS