低迷するチームに不満を持ったFCシオンのサポーターが、同クラブに所属する元イタリア代表FWマリオ・バロテッリユニフォームをスタンドで燃やしたようだ。イタリアフットボールイタリア』が伝えている。

10チーム中9位に沈むシオンは、2月25日に行われたスイス・スーパーリーグ第22節でザンクト・ガレンとホームで対戦。33分に先制を許すと、後半にも3失点を許し、0-4で惨敗を喫していた。

今節の敗戦で最下位ヴィンタートゥールと勝ち点が並んだことやホームで惨敗というチームの現状にファンは激昂。怒りの矛先は今季わずか5得点にとどまっている新エースFWへと向いたようだ。

昨夏にトルコのアダナ・デミルスポルからシオンに加入したバロテッリは、ザンクト・ガレン戦に先発出場。しかし、無得点のまま70分に途中交代となると、交代の際には一部のサポーターからクラブのために汗をかかないことを非難する侮辱的なチャントの合唱が起こった。

さらに試合後には、バロテッリユニフォームに火をつけ、スタンドの手すりに吊るすサポーターが現れるなど、批判の的となっている。

フットボールイタリア』は、この現状が続けばバロテッリは近々、新たな移籍先を探すことになるだろうと予想している。

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