深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」の7作品目として、3月28日(火)より『私がヒモを飼うなんて』(毎週火曜深夜0:58-1:28、TBSほか)を放送することが決定した。TBSとマンガボックスが共同制作している完全オリジナル漫画「私がヒモを飼うなんて」(通称「わたヒモ」)を原作に、ドラマオリジナルのストーリーを描く。

【写真】「私がヒモを飼うなんて」原作書影

井桁弘恵がTBSの連続ドラマ初主演

主人公の蒼井スミレを演じるのは井桁弘恵。2019年から2020年にかけて放送された「仮面ライダーゼロワン」(テレビ朝日系)で令和初の女性仮面ライダーを演じて注目され、バラエティ番組のMCや女性誌「MORE」(集英社)で専属モデルを務めるなどマルチな活躍を見せながら、女優としても「メンタル強め美女白川さん」(2022年、テレビ東京)をはじめ主演作が続き、2022年上半期にブレイクした女性タレントで2位に輝いた注目の存在だ。また、井桁がTBSの連続ドラマで主演を務めるのは、本作が初となる。

そんな井桁が今作で演じるのは、優しすぎるあまりダメな男に引っかかりがちなヒロイン・スミレ。デザイナーの彼氏とアパレルブランドのパタンナーの職を一度に失い、傷心のさなか「アン・リス」のランジェリーと出会い一念発起。ランジェリーデザイナーという新たな夢に向かって邁進していく。そんな中、ある雨の日に宗一と出会い惹かれていくが、彼にはある秘密があり…。甘く楽しいだけではない、複雑に絡み合った恋愛に巻き込まれてしまう。

■「Get Ready!」に出演中の一ノ瀬颯が、“ヒモ男子”に

スミレが惹かれていく年下の“ヒモ男子”竹之内宗一を演じるのは一ノ瀬颯。一ノ瀬は「騎士竜戦隊リュウソウジャー」(2019-2020年、テレビ朝日系)の主演に抜擢され俳優デビュー。その後、2020年10月期放送の火曜ドラマ「この恋あたためますか」、「ドクターX外科医・大門未知子~」(2021年、テレビ朝日系)、そして現在放送中の日曜劇場「Get Ready!」など数々のドラマに出演。また「王様のブランチ」などのバラエティ番組でも活躍している人気急上昇中の俳優だ。

一ノ瀬が演じるのは、まるで猫のように掴みどころがなく、人を惹きつける天性の魅力を持つピアニスト志望の青年・宗一。ある雨の日にスミレと出会い、スミレに近づいていくが、そこにはある秘密が…。複雑な秘密を抱えながらヒロインを魅了する“ヒモ男子”という難しい役どころで、一ノ瀬が見せる新たな一面に期待が高まる。

■西垣匠が、健気で真っ直ぐな“片思い男子”を熱演

スミレを忠犬のように一途に思い続ける“幼馴染男子”桐谷森生を演じるのは西垣匠。2021年にデビューした西垣は、2021年4月期放送の日曜劇場ドラゴン桜」(2021年、TBS系)、「消えた初恋」(2021年、テレビ朝日系)などの話題作に出演。「みなと商事コインランドリー」(2021年、テレビ東京系)では第32回TV LIFE年間ドラマ大賞2022の新人賞を受賞し、映画「わたしの幸せな結婚」の公開も控える、今後が期待される若手注目俳優である。

西垣が今作で演じる森生は、キッチンカーの料理人をしている、ちょっとおバカなポジティブ男子。スミレとは家族ぐるみの付き合いで、“番犬“としてスミレの隣の部屋に住み一途に支え続けてきたが、スミレからは男性として見られていない。そんな中、スミレに近づく宗一の存在を知り、スミレを必死に守ろうとする。

トリンドル玲奈が、ランジェリーブランドのデザイナーに

そして、スミレが憧れる女性であり本作のキーパーソンとなる叶百合を演じるのはトリンドル玲奈。2009年にモデルとしてデビュー後、2012年に金曜ドラマ「黒の女教師」で女優デビュー。以降も多くの作品に出演し、今年は主演ドラマを含め2作品同時期に出演している。また「with」(講談社)で専属モデルを務めるほか、CMやバラエティ番組など多岐にわたり活躍している。

今作で演じるのは、スミレの再就職先となるランジェリーブランド「アン・リス」のデザイナー兼社長の百合。ある出来事をきっかけに単身でパリへ渡り、そこで出会ったランジェリーに感銘を受け、帰国後にランジェリーブランド「アン・リス」を立ち上げた苦労人。はたから見れば完璧な女性だが、アーティスト気質で繊細な一面も持ち合わせており、実は過去の出来事で心に深い傷を抱えているという役柄だ。

また、ランジェリー監修として、渋谷PARCOでポップアップショップを展開しているランジェリーブランド「Albâge Lingerie(アルバージェ ランジェリー)」が全面協力。本作のためにデザインされたオリジナルランジェリーが劇中に登場する。

井桁弘恵 コメント

お話をいただいたとき、タイトルのインパクトがすごいな(笑)と思いました。実際にスミレを演じていく中で、ランジェリーは人からは見えないものですが、元気をくれたり、寄り添ってくれたりしているものだな…と。ストーリーが進む中で気持ちにどういう変化が生まれ、どう前に進んで成長していけるのか…というところは、丁寧に演じていきたいなと思っています。様々な思いを抱えながら、人とのつながりを通して、葛藤しながらも成長していく物語にもちろん恋愛要素もありますし、仕事模様も描かれていますので、たくさんの方に楽しんでいただけたらと思います!

一ノ瀬颯 コメント

作品に携われることがすごくうれしかったのと同時に、“ヒモ役?”って思いました(笑)。“ヒモ”って身近なようでそうじゃない存在だな…と。男性として何かしらの強い魅力がある役と思っているので、その魅力をどう出して演じていけるか…と考えています。宗一は、近づいたと思ったらちょっと離れてという男性なので、台本に沿いつつも自分なりに宗一と向き合い、魅力的なキャラクターを作って皆さんに愛してもらえたらなって思っています。ヒモ役(を演じること)は、なかなかないので、今まで見せたことがない面がたくさん出てくる作品になると思います! 是非ご覧ください!

■西垣匠 コメント

原作も読んでいて、面白い作品だなと思っていたら、森生役にお声がけいただいて、これは楽しそうだなと思いましたし、今まで自分がチャレンジしたことのない役どころだったので、一生懸命頑張りたいと思います! スミレを一途に思い続ける幼馴染役なので、もう“森生にすればいいのに”と、観た方の感情を全部かっさらっていきたいなと思っています(笑)。登場人物が本当に魅力的で、大人の深いところまで入り込んだ恋愛をたくさん見せてくれる物語です。それぞれのキャラクターを楽しんでいただきながらご覧いただけたらうれしいです!

トリンドル玲奈 コメント

タイトルを見たときは、どういうお話なのか全く想像がつかなかったのですが、台本を読み始めたら一瞬で読み終えてしまいました! 社長役で実年齢よりも4歳程年上の役なので、演じるにあたり少し不安に感じましたが、自分なりに役作りをしていて、百合は客観的に見てすごく格好いい女性ですが、何かちょっといい意味での“隙”を感じられるように演じられたらうれしいなと思います。きっと登場する“誰か”に共感していただけるのかな…とも思います。先の展開が毎話気になるドラマだと思うので、ぜひ最終話までご覧いただけたらうれしいです。

■プロデュース 佐久間晃嗣 コメント

もし好きになった相手が“ヒモ男子”だったら、あなたはどうしますか? インパクトのあるタイトルの原作漫画のエッセンスを活かしながら、オリジナル展開のドラマ版『私がヒモを飼うなんて』をお届けします。「そんな男やめとけよ」と周りに言われても、自分でもわかっているのにそれでも惹かれてしまう——そんなどうしようもない恋の行方を見届けていただけたらと思います。映像化にあたって「Albâge Lingerie(アルバージェ ランジェリー)」の皆様に取材させていただきました。恋模様だけでなく、ランジェリー業界で働く人々のプライドや仕事事情、そして毎シーン変わるスミレたちのファッションにもご注目ください。

■企画・プロデュース 飯田和孝 コメント

2020年から「わたヒモ」の原作マンガ制作を始めて3年弱、念願のドラマ化が決定いたしました。原作に携わっているマンガボックス編集部の皆さん、本山さん、美園さん、ドラマ化に際し集まってくださったスタッフの皆さん、キャストの皆さん、本当に本当に感謝の言葉しかありません。『わたヒモ』に登場するキャラクターは、みんなが一歩前に進めず、何かモヤモヤを抱えている、歯がゆくも愛おしいキャラクターたちです。誰かしら自分を投影できる人物がいると思いますので、どうぞ、優しく見守ってあげてください、背中を押してあげてください。ドラマとマンガ、それぞれのストーリーを併せてお楽しみいただければうれしく思います。

(左から)西垣匠、井桁弘恵、一ノ瀬颯、トリンドル玲奈/(C) 『私がヒモを飼うなんて』製作委員会