井上真央が主演を務める金曜ドラマ「100万回 言えばよかった」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第8話が、3月3日(金)に放送される。同作は、連続テレビ小説おかえりモネ」(NHK総合)などを手掛けた脚本家・安達奈緒子氏による、“切なくて温かい”ファンタジーラブストーリー。数奇な運命に翻弄(ほんろう)されながらも奇跡を起こそうとする3人の姿を完全オリジナルで描く。

【写真】ネクタイを外し眼鏡も…大胆にイメチェンした松山ケンイチ“譲”

■主人公・悠依に関わる登場人物を演じるのは…

同ドラマには、主人公・相馬悠依(井上)にプロポーズしようと心に決めた矢先、不可解な事件に巻き込まれて幽霊になった男・鳥野直木を演じる佐藤健や、そんな二人の運命に寄り添わざるをえない刑事・魚住譲を演じる松山ケンイチも出演。

また、悠依を助けたことで知り合った医師・宋夏英(ソン・ハヨン)をシム・ウンギョンが演じる他、板倉俊之、香里奈平岩紙春風亭昇太、荒川良々ら個性豊かな面々がストーリーを盛り上げる。(以下、ネタバレを含みます)

■莉桜が怯える“ちーちゃん”の存在…3人の関係性にも変化が

2月24日に放送された第7話では、これまで悠依と直木の架け橋となっていた譲が、病院で偽性脳腫瘍の可能性があると告げられる。ただの頭痛だと楽観視していた譲だが、姉・叶恵(平岩)から「幽霊に命を削られている」と忠告され、最悪の場合死に至るケースもあることが発覚する。

一方、莉桜(香里奈)の行方を追って直木がたどり着いたのは、見覚えのない一軒家。車に同乗していた千代(神野三鈴)は莉桜の身辺を全て把握しており、悠依の勤務先までつかんでいた。また、会話の中には“大人の趣味の世界”というワードも。まだ学生だった莉桜が500万円もの大金を持っていたのは、やはり千代が関与しているようだ。

また、弟の身を案じた叶恵から「譲から離れてください」と頼まれた悠依は、後日譲の元へ。そして「散々お世話になっておきながら本当に申し訳ないんですけど…直木とは会わないでください。うちにももう来ないでください」と、あえて強い口調で告げた。譲を失えば、直木とだって口笛以外でコミュニケーションは取れなくなる。悠依も寂しさを抱えているはずだが、彼女は最後まで笑顔だった。

物語の終盤では、悠依が何者かによって襲われてしまう場面も。その場に駆け付けた譲によって難を逃れるも、幽霊である直木は“届かない声”で叫び続けることしかできず、自分の無力さを痛感するのだった。次回、第8話では行方不明となっていた莉桜が発見され、事件は急展開を迎える。

■事件は解決するかと思われたが…第8話あらすじ

第8話は――

悠依(井上真央)を襲った犯人が特定されたが、依然として莉桜(香里奈)の行方は分からないまま。直木(佐藤健)は、悠依のことを守ってあげられなかったことに落ち込んでいた。一方、譲(松山ケンイチ)は、直木の幽霊パワーをはねのけられる方法を見つけ、再び悠依と直木と譲は3人で過ごせるようになった。

そんな中、田中希也(永島敬三)と莉桜が発見されると同時に直木を殺した証拠も見つかり、事件は一気に解決するかと思われていたが…。

――という物語が描かれる。

■悠依の悲しげなラストシーンにファン「なんて切ない…」

公式ホームページなどで見ることができる予告動画は、直木が「消えたい…」とつぶやき、樋口(板倉)が「見てらんねえなあ、後輩!」と立ち上がる場面からスタート。

また、会わないと約束したはずの譲が「待て待て~そこのお化け~」と楽しそうに直木を追いかけるシーンや、弥生(菊地凛子)の「誰かの体をもらって生き返った人がいるって」という声、そして英介(荒川)が「悠依ちゃん、今日勝さんち行かない?」と誘う姿も。動画は、悠依が「直木…消えてもいいよ」と悲しく笑う場面で幕を閉じる。

予告動画を見たファンからは「自分の命を削ってでも2人のために頑張る魚住さんが好きすぎる」

「直木、消えないで生き返って!」「悠依、直木が消えた時の覚悟を決めた気がする」「消えてもいいよ、なんて切ない…」「やっぱり英介さん怪しい」「荒川良々さんがただのいい人で終わるはずがないとか思ってる」などといった声が上がっている。

金曜ドラマ「100万回 言えばよかった」第8話は、3月3日(金)夜10時放送。

佐藤健“直木”は井上真央“悠依”を守ってあげられなかったことに落ち込む/ (C)TBS