大谷亮平武田玲奈が、3月1日に都内で開催された連続ドラマW-30「異世界居酒屋『のぶ』Season3~皇帝とオイリアの王女編~」(毎週金曜夜11:00-11:30、WOWOWプライム)の千客万来プレミアムファンイベントに出席。庄司智春(品川庄司)、好井まさお、水田信二(和牛)、品川ヒロシ監督と共に、作品への思いなどを語った。

【写真】ニッコリ笑顔で手を振る大谷亮平&武田玲奈

異世界居酒屋「のぶ」とは

蝉川夏哉のライトノベルを実写化した同作は、ある日突然中世ヨーロッパ風の異世界の古都・アイテーリアにつながってしまった居酒屋「のぶ」を舞台としたグルメファンタジー。大谷演じる“大将”こと矢澤信之が、生ビール唐揚げといった庶民的な居酒屋メニューで異世界の住人たちの心とお腹を満たしていく温かな人間ドラマが熱く支持されており、2020年にSeason1、2022年にSeason2が放送され、放送中のSeason3は3月17日(金)に最終回を迎える。

Season1から数えてスピンオフも含めると34話に及ぶという異世界居酒屋「のぶ」シリーズ。自身にとって、「のぶ」とはどんな存在?という質問に、大谷は「ホーム」とフリップに記し、「これだけ安心感があったり、いい意味でノンプレッシャーというか、いろんなことを素直に雑念なくこうしようかと相談できたり、監督・キャスト、ホームにいるような感じでコンディションで作り上げていける感覚は他の現場ではなかなかないです。このセットを久しぶりに見るだけでもうれしい気持ちになるので、ホームって感じがする」としみじみ。

さらに「これに関わっているキャストの方を、撮影を終えてテレビで見たらすごくうれしい気持ちになるんですよ。先輩、後輩、芸人さん関係なく、各々の場所でまたすごく活躍されていて。続くのであれば、またここに戻ってきて新しいシーズンを作り上げたいな、という気持ちが出てくるので、ホームです」と、熱い思いを打ち明けた。

■武田「この先も続いてほしい」

そして武田も「大谷さんとほとんど一緒」と前置きし、「『帰る場所』なんです。ずっと同じセットの中でSeason1から3まで、これだけ長い時間同じ場所にいることってなかなかないので。だけど全然飽きずに楽しくずっと撮影していられるので、この先もずっと続いていってほしい作品です」と、大谷同様にSeason3の“その先”まで続けたいという思いをにじませた。

また、監督・脚本の品川は「よりどころ」と記載し、「映画を撮らせていただいたり、『ドロップ』もWOWOWでやらせてもらっているんですけど、ロケで転々とするんです。ずっと出続けているキャストさんもいない。でも、『のぶ』だけは、少なくとも大将(大谷)としのぶちゃん(武田)はずっと毎日いるんですよ。ほぼこのセットだけで4カ月間毎日3食共にしてずっと撮影し続けているから。他のドラマや映画もそれぞれ思い入れはあるんですけど、この作品は店ごと落ち着いて撮影できるので」と語った。

最後に、大谷はファンへ向けて「見てくださっている方の応援、支えがあってここまで来られたと思っておりますので、この場をお借りしてお礼を申し上げたいです。今後もシーズンが続いていけば、またこういうイベントで皆さんからの感想を直接聞ける機会があると思うので、まだ終わっていないですけど、この先もこの作品を愛してくださるとうれしいです」と、感謝を込めた。

◆取材・文・撮影=ブルータスシーダ(STABLENT LLC)

トークショーに登場した武田玲奈、大谷亮平、品川ヒロシ(写真左から)/※ザテレビジョン撮影