アーセナルのミケル・アルテタ監督が、エバートン戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

1日、アーセナルは延期されていたプレミアリーグ第7節でエバートンをホームに迎えた。

消化試合が1試合少ないながらも首位に立ち、19シーズンぶりのプレミアリーグ制覇を目指すアーセナル。およそ1カ月前に敗れたエバートンとのリベンジマッチ、アルテタ監督にとっては古巣対決となった。

試合は前回同様にアーセナルは苦戦する。なかなか良いプレーを見せることができず、嫌なムードになりかけた中、40分にオレクサンドル・ジンチェンコのスルーパスをボックス内で巧みに受けたブカヨ・サカが右足でニア上を打ち抜き先制する。

そのまま前半が終わるかと思われたが、46分にはサカがイドリサ・ゲイエのボールを突くと、これに反応しがガブリエウ・マルティネッリがGKとの一対一を決めて追加点。オフサイドの判定で取り消されたが、VARのかなり細かいチェックが入り、ゴールが認められた。

苦戦しながらも2点リードで折り返しアーセナル。後半にもカウンターからレアンドロ・トロサールのグラウンダーのクロスをマルティン・ウーデゴールが押し込み3点目。80分にはマルティネッリがこの試合2点目を決めて4-0と圧勝。リベンジを果たし2位のマンチェスター・シティとの勝ち点差を5に広げた。

試合後、アルテタ監督は見事な勝利を喜びながらも、チームは再び苦戦したことに言及。それでも、前半終盤の2つのゴールが非常に大きかったとした。

「私は本当に幸せだ。グディソンでの試合は、我々にとって本当に難しくなるとわかっていた相手との対戦であり、予想できていたことだ」

「我々はフラストレーションを感じながら試合をスタートさせ、自分達が何をしなければならないのかをよく理解していなかった。そのため、あるトランジションでは相手に走られてしまった。しかし、25分がすぎ、我々は遥かに良くなり始め、2つのゴールのタイミングがカギになったと思う」

「そこでは魔法のような瞬間が必要で、アレックス(オレクサンドル・ジンチェンコ)とブカヨ(・サカ)がそれを生み出していた」

また、後半開始から途中出場したトーマス・パルティについても言及。チームを安定させたと語った。

「特にジョルジーニョが今日は調子が良くなかったので、トーマスを中心にチームが成長を見せたと思う」

「彼が入ってきた時、チームに存在感と安定性を与えてくれたし、後半は素晴らしかったと思う」

また、苦しんだ2月を乗り越え、再び連勝を収めた選手たちに言及。そのパフォーマンスを称えた。

「毎日彼らを見ているが、どれだけ望んでいるのか、どれだけ求めているものに応えたいか、どれだけ人々を喜ばせたいと思っているかを感じることができる」

「我々がパフォーマンスで状況を好転させ、その結果が勝つかどうかを左右する細かい部分に繋がることに疑いの余地はなかったが、チームが今いる位置には本当に満足している」

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