新興宗教団体「幸福の科学」の創始者で総裁の大川隆法氏が、66歳で亡くなったことが明らかになった。

 関係者の話によると、大川氏は東京・港区の自宅で倒れ緊急搬送されたが、3月2日午前に死去したという。

「教団は死因を明らかにしていませんが、脳梗塞だったという情報も出ています」(宗教関係者)

 大川氏は徳島県出身。東京大学法学部を卒業後の1986年10月に「幸福の科学」を設立した。あの世にいる霊を呼び出す「霊言」をライフワークとし、これまでイエスキリストや空海、親鸞、さらにはマイケル・ジャクソンウォルト・ディズニーブルース・リー石原慎太郎など、古今東西を問わず様々な人たちの言葉を書籍にして発行。公称1100万人の信者獲得につなげたとされている。

 同団体の信者は、芸能界にもいる。例えば2015年に放送されたNHK朝の連続テレビドラマ小説「まれ」に出演した清水富美加は、所属していた事務所を17年に退所。「千眼美子」と名前を変えて出家し、信者となっている。宗教ジャーナリストが語る。

「千眼は退所後、元事務所への不満を綴った著書『全部、言っちゃうね。~本名・清水富美加、今日、出家しまする。~』を出版し、世間を騒がせました。現在は18年5月公開の『さらば青春、されど青春。』を皮切りに、年2~3作品のペースで教団製作映画に出演しています。今や教団随一の看板女優として布教に励んでいますが、心酔していた大川氏が亡くなったことで、かなり動揺していると聞いています。ただ、大川氏の後継者は妻の紫央氏、もしくは長女の咲也加氏とも言われ、千眼との関係は双方とも良好とされるだけに、今後、教団内での活躍の場はますます増えそうです」

 とはいえ、圧倒的な存在の大川氏が不在となるだけに、今後の動向から目が離せない。

(ケン高田)

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