有村架純

NHK大河ドラマ『どうする家康』に出演中の有村架純の演技が好評だ。有村は多くのドラマや映画に出演し、順風満帆な道を歩んできたイメージがある。

しかし、じつは人知れず「悩み」を抱えていた時期もあったようで…。

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■大河ドラマのヒロインに抜擢

どうする家康』は、徳川家康が数々のピンチを乗り越えながら天下を取るまでの姿を描いた物語。臆病で優柔不断な、少々頼りない家康役を嵐の松本潤が演じている。

有村は、松本演じる家康の正室(高貴な人物の正式な妻)役で出演。明るく朗らかな性格で、家康を支えている。

2月26日の放送回では、周囲の意見を聞かない家康に向かって「あほたわけ!」と吐き捨てる厳しい一面を見せ、ネット上でも話題に。大河ドラマのヒロインを務めたことで、改めて有村に注目が集まっている。


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■朝ドラ後に思い悩んだ時期も…

有村は2013年のNHK連続テレビ小説あまちゃん』で知名度を高め、その後話題のドラマや映画に多数出演。17年には、NHK連続テレビ小説ひよっこ』でヒロインを務めた。

一見、女優として順調なな道を歩んできたように思える。だが、思い悩む時期もあったという。

あるテレビ局関係者が語る。「『ひよっこ』が終了した18年頃から、女優として次のステップに進まないといけないと焦りを感じていたようです。後に、雑誌のインタビューで、当時を振り返って、自分の女優としての立ち位置や芝居の方向性が分からなくなり、不安を覚えていたことを明かしていますよ」(テレビ局関係者)。

今後の仕事の方向性に悩む、”スランプ”に陥っていたのかもしれない。


■「三浦さんのひと言が励みに」

ある種の壁にぶつかった有村。彼女が立ち直るきっかけとなった作品があったようだ。前出のテレビ局関係者が続ける。

「2020年8月15日に放送された特集ドラマ『太陽の子』(NHK)ですよ。太平洋戦争末期を描いた作品で、柳楽優弥さんと、亡くなった三浦春馬さんが出演していました。有村さんが柳楽さんと三浦さんに感情をぶつけて、3人で手を取り合うシーンがあるのですが、後のインタビューで、このシーンは彼女のアドリブだったことが明かされています。この演技は業界内でも高く評価され、有村さんも自信を取り戻すことにつながったんですよ」(前出・テレビ局関係者)。

じつは、このエピソードには続きがあって…。「三浦さんは、有村さんのアドリブを『勉強になった』と絶賛していたそうです。彼は共演者のいいと思ったところは素直に褒めることができます。有村さんが演技で悩んでいた時、彼のひと言は励みになったと思いますよ」(前出・テレビ局関係者)。


■女優として成長するきっかけに

前出のテレビ局関係者は、有村にとって三浦さんとの共演は女優として一回り成長するきっかけになったのではないかと推察する。

「三浦さんは有村さんより少し年上で、子役時代から多くのドラマや映画、舞台で活躍したお手本のような存在です。そんな先輩から素直に褒められたことで、”自分の演技は間違っていない”と思えたのではないでしょうか。三浦さんとの共演を通じて、学んだことも多かったと思いますよ」(前出・テレビ局関係者)。

苦しい時期を乗り越え、大河ドラマのヒロインという大役を手にした有村。今後、女優としてさらなる高みに登っていくに違いない!

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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