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気象庁はきょう2日、最新の1か月予報を発表しました。この先、日本付近は暖かい空気に覆われる見込みで、広い範囲で気温が高くなるでしょう。来週は特に気温が高く、積雪のある地域では落雪やなだれに注意が必要です。

冬型の気圧配置は強まりにくい 晴れる日が多くなる

気象庁はきょう(2日)最新の1か月予報を発表しました。
それによりますと、この先、大陸のシベリア高気圧は弱く、東のアリューシャン低気圧も弱い予想で、日本付近では西高東低の冬型の気圧配置は強まりにくいと予想されます。また、低気圧や前線の影響を受けにくい時期があるため、広い範囲で、晴れる日が多くなりそうです。

北日本と東日本のそれぞれ太平洋側は、平年と同様、晴れる日が多い見込みです。また、東日本の日本海側、沖縄・奄美では、平年に比べ、曇りや雨・雪の日が少ないでしょう。西日本では平年に比べ晴れる日が多くなりそうです。
一方、北日本の日本海側は、平年と同様、曇りや雪・雨の日が多くなりそうです。

北日本~西日本は高温傾向 春の訪れは早い

この先、日本付近は暖かい空気に覆われやすい見込みで、北日本、東日本、西日本では、向こう1か月の気温は高い予想です。特に期間の前半は気温がかなり高くなる見込みです。
3月上旬は、北日本~西日本で平年より高く、沖縄・奄美で、平年並みか高い予想です。北海道から九州にかけて広く「高温に関する早期天候情報」が発表されていて、6日ごろから気温がかなり高くなる可能性があります。積雪の多い地域では落雪に注意するとともに、山ではなだれに十分注意してください。
3月中旬も、北日本と東日本では平年より高く、西日本は平年並みか高いでしょう。一方、沖縄・奄美は、平年並みの予想です。
3月下旬になると、北日本から西日本にかけて高い予想で、沖縄・奄美は、平年並みか高いでしょう。

春の訪れは早くなりそうですが、この時期、日中と朝晩との気温差が大きくなります。また一時的に寒気が入って寒くなる日もありますので、気温差で体調を崩さないよう気をつけてお過ごしください。

【北日本】北海道東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方

桜の開花の予想は?

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日本気象協会がきょう(2日)発表した「2023年桜開花予想」によりますと、桜の開花は平年より早いところが多い予想です。3月14日には福岡と高知で開花となる見込みで、18日には長崎や佐賀、東京などで開花する予想です。3月末までには、九州から関東にかけて広く開花を迎えそうです。

1か月予報 3月は高温傾向で春が一気に近づく 桜の開花はいつ?