3月3日(金)放送の「連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME」(夜1:05-1:35、フジテレビ)から、関西ジャニーズJr.の特集がスタート。第1話は、関西ジャニーズJr.内のユニット・Aぇ! groupの仕事現場に密着するほか、Lil かんさい、Boys be、AmBitiousのインタビューを紹介する。

【写真】正門良規のうちわと共に写真を撮るAぇ! group

■「僕ら、遅咲きやと思うんです」

正門良規、末澤誠也、草間リチャード敬太、小島健、福本大晴、佐野晶哉の6人からなる

Aぇ! group。2022年夏、彼らは、東京初の単独コンサート「Summer Paradise 2022」に向けて動き出していた――。

メンバー個人での活動が増え、全員がそろう時間が充分に確保できない中、6人はリハーサルを重ねる。この日の練習を終えると、末澤は舞台出演のため終電で東京へ。関西ジャニーズJr.になって13年の末澤は「僕ら、遅咲きやと思うんですよ。みんな苦労人やし」といい、過去にはアイドルを辞めようと考えたこともあったと明かす。しかし、あるオーディションに参加したことで転機が訪れたと話す。

その末澤と同じ2009年に入所したのはリチャード。長年ダンススキルを磨いてきたリチャードは、「一緒に練習しよう!」と福本を誘い、今回のコンサートに向けて2人でダンスを特訓。難しい振りに直面しながらも、福本は「一番楽しい!」と笑顔を見せ、連日の練習に励んでいく。

■楽器やコントの練習風景も

Aぇ! groupはバンド活動にも注力している。ギターの練習に取り組む正門が「晶哉、教えてくれへん?」と声をかけると、楽器経験が豊富な佐野がアドバイス。そんな佐野が「バンドをやっているとき、一番俺らの色が出ていると思います」とインタビューで話しはじめると、他のメンバーたちが集まってくる。

一方、小島は、今回のコンサートで披露するコントの台本作りに取り組む。「“関西の笑い”を東京へ持っていくことにはプレッシャーがありますよ。でも楽しみです」と小島。今回のために彼が考えた演目とは。その練習風景にも密着する。

■本番前日、正門の東京入りがキャンセルに…

2022年7月22日。本番があしたに迫り、東京の会場へ続々と入るメンバーたち。全員が集まったところでリハーサルが始まるかと思いきや、彼らの楽屋に急いでやってきたスタッフが「ちょっと飲食禁止で」と伝える。メンバーの正門が発熱し、彼の東京入りがやむなくキャンセルに。PCR検査を受けていることが伝えられる。

正門の検査結果を待つ中、メンバーたちとスタッフは緊急ミーティング。末澤、リチャード、小島、福本、佐野の5人で出演する場合を想定して、公演の内容を急きょ再調整することに。その一方で、今後の状況次第では、コンサート自体の中止もあり得るという。

本来ならリハーサルが始まっているはずの時間に、歌、ダンス、バンド、コントの全てを5人で分担し直すメンバーたち。「ここをカットしよう」「いや、絶対しないほうがいい」など真っ向から話し合っていく。

公演は開催できるのか――。その判断が下されるまで、「後悔は似合わねえ!」と口にしながら、今の自分たちが出来ることに全力を注ぐAぇ! group。予定より5時間遅れで始まったリハーサルの裏側を追う。

関西ジャニーズJr.特集第1話は、Aぇ! groupに密着 (上段左から)小島健、草間リチャード敬太、佐野晶哉、(下段左から)正門良規、末澤誠也、福本大晴/(C)フジテレビ