現地時間2023年3月1日に米ロサンゼルスで開催された【2023 ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】で<チャートブレイカー賞>を受賞したキム・ペトラスが、レッド・カーペットでインタビューに応じ、2月の【グラミー賞】で自身とサム・スミスのパフォーマンスを紹介したマドンナへの愛を語り、将来的に一緒に仕事をしたいとの思いを明かした。

 米エンターテインメント・トゥナイトに対しキムは、「とにかく大ファンなんですよ。彼女にとってどれだけ良い友達になれるかは分かりませんね、だって私はとにかく“‘コンフェッションズ(・オン・ア・ダンスフロア)’、‘レイ・オブ・ライト’が私の人生を変えたんです!”って感じなので。 彼女に会うたびに、私は彼女の音楽について、そしてそれが自分にとってどれだけ意味があるかを話すだけなので、マドンナから尊敬されること、そして彼女が私のことを何か知っていることさえ、私にとっては信じられないくらい最高なことなんです」と語った。

 二人の新たな友情がいつかコラボに発展するかという質問に対して、彼女は、「死ぬほどやってみたい」と答え、「マドンナが何かに参加してくれたり、マドンナの何かに参加できたりするなら死んでもいいので……だからそうですね、すごくやりたいです」と付け加えた。

 その夜、キムはYouTubeシアターで【ウィメン・イン・ミュージック】の観衆のために最新シングル「Brrr」を披露してから<チャートブレイカー賞>を受け取り、毎年開催されているこのイベントで表彰された最初のトランスジェンダー女性となった。受賞スピーチで彼女は、「幼少の頃、私は自分がどんな部屋に入れられるのか、どんな箱に入れられるのか疑問に思っていましたが、これだったことに感謝しています」と述べた。

 2月5日に開催された【第65回グラミー賞】では、サム・スミスとコラボした全米No. 1ヒット「Unholy」が<最優秀ポップ・パフォーマンス(デュオ/グループ)>を受賞し、キムは【グラミー賞】の主要部門で受賞した最初のトランスジェンダー・アーティストとなった。トロフィーを受け取った際、彼女は、「マドンナがいなかったら、私はここにいなかったと思います」と感激していた。

 その夜、マドンナは、キムとサムの「Unholy」のパフォーマンスの前に、「さて、論争といえば、雑音や疑いや批判を乗り越え、美しくもアンホーリーな(神聖でない)ものへと昇華した、信じられないほど才能ある二人のアーティストを紹介できることは、私にとって大きな喜びです」と彼女は述べ、「【グラミー賞】受賞者の2人、サム・スミスとキム・ペトラスです」と二人を紹介していた。

キム・ペトラス、マドンナと“死ぬほど”コラボしてみたいと語る「とにかく大ファン」