マクデブルクに所属している伊藤達哉が、3日に行われたブンデスリーガ2部第23節のカイザースラウテルン戦で今季3ゴール目を記録した。

 前節は室屋成が所属しているハノーファーとの一戦を制し、リーグ2試合ぶりの白星を飾っていたマクデブルク。伊藤は同試合でスコアレスで迎えた後半開始と同時にピッチに立つと、2アシストでチームの勝利に大きく貢献していた。2連勝を目指す今節はホームでカイザースラウテルンと対戦。伊藤は4試合連続でベンチから出番を待つこととなっている。

 試合は前半終了間際のゴールでマクデブルクが先制に成功。後半に入ると、前節ハノーファー戦と同様に頭から伊藤がピッチに送り出された。するとその伊藤が大仕事をやってのける。65分、ペナルティエリア左角付近でスローインのボールを受けたバリス・アティックが、相手を背負って背後のスペースにヒールで送る。このボールに伊藤が反応。スピードアップしてペナルティエリア左奥に侵入し、ファーストタッチから右足で狙い澄ました一撃を沈めた。これで伊藤は今季のブンデスリーガ2部で3ゴール目を記録。昨年11月に行われた第17節ビーレフェルト戦以来の得点となった。

 試合はこのままタイムアップ。伊藤の貴重な追加点もあり、マクデブルクが2連勝を飾った。次節は11日に行われ、マクデブルクはパーダーボルンと対戦予定。一方、敗れたカイザースラウテルンは10日にザントハウゼンをホームに迎える。

【スコア】
マクデブルク 2-0 カイザースラウテルン

【得点者】
1-0 41分 モリッツ・ブローニ・クワルテン(マクデブルク)
2-0 65分 伊藤達哉(マクデブルク)

勝利を手繰り寄せる追加点を決めた伊藤達哉 [写真]=Getty Images