福山雅治が主演を務め、大泉洋が共演する連続ドラマ「ラストマン-全盲の捜査官-」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)が、4月期の日曜劇場で放送される。このたび、吉田羊と寺尾聰の出演が決定した。

【写真】日曜劇場でバディを組む福山雅治&大泉洋

■主人公は全盲の人たらしFBI捜査官

同作は、黒岩勉のオリジナル脚本で、全盲の人たらしFBI捜査官と犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事がバディを組み、難事件に挑む姿を1話完結で描く新時代の痛快なバディドラマ。

主演の福山が演じるのは、アメリカから期間限定で交換留学⽣として来⽇したFBI(アメリカ連邦捜査局)特別捜査官・皆実広見。⼈たらしな性格で愛嬌や社交性があり、いつも⼈の輪の中⼼にいるような⼈物。過去のある事故がきっかけで両⽬の視⼒を失っているが、鋭い分析⼒、嗅覚、触覚で事件をかならず終わらせる最後の切り札という意味で、FBIでは“ラストマン”と呼ばれていた。

そんな皆実のアテンドを命じられた警察庁⼈材交流企画室の室⻑・護道⼼太朗役には大泉。代々、警察庁⻑官を務めあげてきた由緒正しい“護道家”の⼈間である⼼太朗は、⾃ら現場を選択し、捜査⼀課で圧倒的な検挙数をあげていた。ある理由から悪を絶対に許さないという“並々ならぬ正義感”があり、犯⼈を捕らえるためにはどんな⼿段もいとわないいきすぎた⼀⾯も。

■吉田羊が、福山×大泉を支えるチームメイトに

このたび、福山×大泉の無敵のバディを支える最強チームメイトの1人として、吉田の出演が決定。吉田はこれまで、日曜劇場半沢直樹」シリーズや、日曜劇場おやじの背中」(2014年、TBS系)、日曜劇場「小さな巨人」(2017年、TBS系)など、数々の日曜劇場にゲスト出演しているが、レギュラーキャストとしての出演は今回が初となる。

そんな吉田は今作で、捜査一課で検挙数トップのチームを率いる女性警部補・佐久良円花(さくらまどか)役を演じる。吉田さながらの凛々しさと優しさを併せ持ったリーダーだが、大泉演じる心太朗とはワケあって犬猿の仲。公私共に相性のよいコンビである、大泉と吉田の“ようようコンビ”のコンビネーションも見どころだ。

さらに、日曜劇場仰げば尊し」(2016年、TBS系)や日曜劇場「陸王」(2017年、TBS系)などで圧倒的な存在感を放ってきた寺尾が、約6年ぶりに日曜劇場に登場する。

寺尾は、心太朗の父・護道清二(ごどう・せいじ)役を演じる。清二は由緒正しい“護道家”を守り、自身も第21代警察庁長官を務めた。引退した現在は、海の見える別荘で人生を謳歌しているが、日本に来た皆実の動向を気にかけているという役どころだ。

■佐久良円花役・吉田羊 コメント

私が演じる佐久良は女性初の捜査一課長と目されている検挙数ナンバーワンの凄腕警察官という設定。

彼女にとってのファーストプライオリティは犯人を挙げることではありますが、それがスタンドプレイではなく、あくまでチームワークとして地道な捜査を積み重ねて成し遂げようとするところが、根がまじめな人なのかなと感じます。爪を隠すタイプらしく、強さだけではなく内に熱さやしたたかさみたいなものを秘めつつも、あくまで人あたりは柔らかくしなやかで部下からの人望も厚いというキャラクターですので、説得力を持って演じられるように頑張りたいと思います。

福山さんとは2作品ご一緒させていただいていますが、キャラクターが崩れるギリギリのアドリブが本当に秀逸で、今回も多く絡ませていただきますのでそれを楽しみにしています。大泉さんは、お芝居でもプライベートでも相手の良さを引き出してくれる方だなと思っています。圧倒的な演技力と人間力がおありの方なので、大泉さんの胸を借りつつ、でも仕掛けるところは仕掛けつつ、共演経験がある私たちだからこそ出せる雰囲気が作れたらいいなと思っています。

警察ドラマならではの醍醐味がたっぷり詰まった痛快なエンターテインメント作品となっております。

個性豊かなメンバーとともにチーム一丸となって、日曜の夜の楽しみを皆さんにお届けしたいと思います。皆様応援よろしくお願いいたします。

■護道清二役・寺尾聰 コメント

日曜劇場という枠のことだけで言えば、「仰げば尊し」という作品でとても楽しいドラマを作って、そのあと「陸王」でお声をかけていただいて出演しました。その後日曜劇場は当分ないかなと思っていたら、お声をかけていただいたので楽しみに思っています。

脚本の黒岩さんとは、前に一度他局でご一緒したことがあり、非常に才能豊かなシナリオライターだと実感していたので、非常に惹かれます。どんな展開でどういう流れのドラマを作るのか、その中で私はどういう役割を果たせばいいのか楽しみに感じています。

主演の福山さんはお芝居ではご一緒したことがないので、今回お芝居する場面があれば楽しみなのですが、福山さんと大泉さんの2人がお芝居でどういうふうにやり取りするのかなっていうのが視聴者のみなさんと同じようにすごく楽しみです。

最近は、“これからスタートするぞ”っていう若い俳優さんとご一緒することがすごく楽しみでしたが、今回のメンバーを見ると皆さん完成されている方ばっかりで…ちょっとこっちが緊張しちゃう気がします(笑)。

■編成プロデュース・東仲恵吾 コメント

無敵のふたりに、さらに最強のふたりが加わりました。吉田羊さんに演じていただく佐久良は、柔らかさと力強さを持ちあわせていて、それを使い分けながら刑事たちを率いるかっこいいリーダーです。佐久良というキャラクターを考えるときに、吉田羊さんをイメージしながら作り上げました。まさに新時代のリーダーを演じていただくことを楽しみにしています。

そして、寺尾聰さんに演じていただく護道清二は、警察庁長官を引退してもなお隠しきれないカリスマ性があるという役柄です。寺尾さんにオファーさせてもらった際にお会いしたときの穏やかさとその奥にある鋭さやオーラがまさにうってつけだと思っております。今後、皆実たちにどのような形で絡んでくるのかも大きな見どころです。

日曜劇場「ラストマン-全盲の捜査官-」に出演する吉田様(左)と寺尾聰/(C)TBS