昨年9月に「岡田健史」から改名した俳優・水上恒司(みずかみ こうし、23)が2月28日、都内で開催されたスキンケアブランド「ラ ロッシュ ポゼ 20周年記念ブランドアンバサダー就任発表会」に、女優・モデルの高橋愛(36)と出席した。そこで本名「水上恒司」で俳優活動をする心境を語った。

今年ブランド日本上陸20周年を迎える「ラ ロッシュ ポゼ」の新ブランドアンバサダーに高橋愛とともに就任した水上恒司。発表会に登場すると「記念すべき年に携わることができて光栄」と感謝。そして2018年のデビュー時から使用していた芸名「岡田健史」ではなく、2022年9月から本名の「水上恒司」名義で活動を始めたことに「心機一転、名前も変わりましたし、ゼロからのスタートではなくマイナスからのスタートだと思いますので、ひとつひとつまた積み重ねていきたいと思います」と決意と覚悟を示した。

そして「自分の人生に寄り添ってくれる言葉」を聞かれた水上は、これからクランクインする作品のある登場人物のセリフを挙げた。それは「芸を身につける方がいい。芸は人生を助けてくれるし、人生を豊かにする」という言葉で、水上は「僕は(俳優として)未熟者ですけど、その言葉に感化されて、自分の芸は何なのか考えることが最近あって。すごくいいタイミングで考えさせられました」という。そして「きっとその作品を撮る頃には、ちょっとはいいものを見つけられたらいいな」と期待を寄せた。

その作品が何かは明かさなかったが、水上は2023年秋放送予定のNHK連続テレビ小説ブギウギ』への出演が決定している。同作では『東京ブギウギ』などで知られる戦後の大スター・笠置シヅ子がモデル。歌手の道を歩み、戦後のスターとなっていく主人公・花田鈴子(趣里)の“最愛の人”村山愛助を水上が演じる。鈴子の人生に大きな影響を与える重要な役どころだ。

水上は、2018年10月放送のTBS系連続ドラマ『中学聖日記』で主演・有村架純の相手役として華々しくデビューすると、その後もTBS系連続ドラマ『MIU404』、テレビ朝日系連続ドラマ『桜の塔』などでメインキャストを務め、NHK大河ドラマ『青天を衝け』にも出演した。映画でも活躍し、たとえば『望み』(2020年)では物語の鍵を握る高校生を演じ、『死刑にいたる病』(2022年)では阿部サダヲとW主演を務めている。俳優としての活動期間は長くはないものの、順調に実績を積み上げてきた。NHK連続テレビ小説ブギウギ』への起用は同番組制作統括によると、『青天を衝け』での演技が認められてのことだという。「ゼロからのスタートではなくマイナスからのスタート」と水上は言うが、これまでの実績も水上を助けていくだろう。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

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