自由が丘ねこまつり

東京・自由が丘に登場した壁画がいま街で話題を呼んでいる。世界中で話題を呼ぶ正体不明のアーティストである「バンクシー」が描いたものでは、という声がネットで上っており…。


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■通りがかった人がみな注目

自由が丘ねこまつり

スイーツの街として人気の東京・自由が丘(東京・目黒区)。駅前ロータリーには創業100年になるブックストア「不二屋書店」があるが、その建物壁面に先月、突如出現したアート作品がある。

そこには雲の上に乗った猫と少年がハートを吊り上げているシーンが描かれており、かの有名なバンクシーの絵を思わせるタッチ。そして周辺には「バンクシー!?」とスマホを構える通行人たち。…記者も思わず撮ってしまった。


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■ねこまつりの企画で描かれた作品

自由が丘ねこまつり

念のため書店のスタッフさんに話を聞く。

「ああ、あれですか。本当に多くのお問い合わせを頂いているのですが、皆様勘違いされているようでして…」と1枚のチラシをくれた。それは2月末に行われた猫を全面に出したキュートなイベント「自由が丘ねこまつり」のに関するフライヤー。

自由が丘ねこまつり

要約すると、このアート作品はねこまつり開催に合わせて実施されたアート展示企画ということで、作者はバンクシーではなく、同じステンシル技法(型紙でふちどりした部分にスプレーで染色する技法)を使うアーティスト・HYKRX(ヒャクラク)氏によるもの。だとしてもステキなアートだなぁ。


■「洒落っ気たっぷり」

イベント終了後もこの作品は残っており、ネットでは「自由が丘にバンクシー来た?」「バンクシーいた」「ホンモノ?」と現場写真と共にワクワクを爆発させるユーザーが続々。

一方で、この壁画の正体を知り、「洒落っ気たっぷり」「猫祭りに参加したかった!」「この作品良い」と絶賛する声も多く上っており、多くの人を喜ばせている。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

突如建物に描かれたアート作品、「バンクシーか」と多くの通行人が話題に