橋本愛

女優・橋本愛が6日までに自身のインスタグラムのストーリーズを更新。トランス女性について言及したことについて謝罪。これを受け、ツイッター上では「橋本愛さん」「女子風呂」「擁護の声」などの関連ワードがトレンド入りし、さまざまな意見が集まるなど物議をかもしている。


■「LGBT理解増進法」が議論

LGBTをめぐっては、自民党の性的志向・性自認に関する特命委員会が法制化を進め、政府が今国会中の成立を目指す「LGBT理解増進法」がさまざまな議論を呼んでいる。

今月2日には、タレントで整体師の楽しんごが、自身のインスタグラムに「全国の旅館・温泉組合・銭湯・旅行会社の経営者や責任者はLGBT法反対を表明すべき」と投稿。「ゲイだけどLGBT法案は絶対にダメ」と主張していた。


関連記事:トランスマスキュリンとして生きながら妊娠・出産 「素晴らしい経験だった」

■「体の性に合わせて区分するほうが」

橋本はストーリーズで、出生時の身体的な性別と性自認が異なる「トランスジェンダー」の女性が、入浴施設や公共のトイレを使用する際について「体の性に合わせて区分するほうがベターかなと思います」との私見を投稿。

LBGTQ+の人に対して「我慢を強いられるような気持ちになるかもしれませんし、想像するととても胸が痛くなります」と思いやりつつ、「相手がどんな心の性であっても、会話してコミュニケーションを取れるわけでもない公共の施設で、身体が男性の方に入って来られたら、とても警戒してしまうし、それだけで恐怖心を抱いてしまうと思います。そんな態度をとって傷つけたくもない」と記した。


■「本当にごめんなさい」と謝罪

しかし、一部から「トランス差別」などの批判の声が寄せられ、橋本は再びストーリーズを更新すると、「本当に、ごめんなさい。心から、ごめんなさい」と謝罪。

ヘイトの気持ちなどまったくなくても、あらゆる視点から色んな人の気持ちを考えてやっと言葉にしても、無自覚に人を傷つけてしまったこと、反省しています。勉強になりました。教えてくれてありがとう。傷つけてしまった方々、ごめんなさい」とつづっていた。

■橋本に擁護や賛同

この一連の投稿は話題となり、ツイッター上では「橋本愛さん」「女子風呂」などのワードがトレンド入り。

橋本愛さんの発言は、ほとんどの女性が感じていることだと思う。この意見が批判されることのほうが不思議」「意見を述べるべき相手は橋本愛さんではなく、制度を整えきれていない国じゃないの」「橋本愛さん、『自分はLGBTだと言い張って女風呂に入ってくる犯罪者が怖い』って言ってるのに、それに対して『それは差別だー』って騒ぐ意味が分からない。『LGBTの人が怖い』とは言ってなくて、『犯罪者が怖い』って言ってんのに」と橋本の意見に擁護や賛同の声があがった。


■「単純な話ではない」との意見も

その一方、「身体的区別で女子風呂に入れるかどうかという物事を判断するならLGBTQは否定されませんか?」「体の性で分ければいいというような、そんな単純な話ではないと思う」との声も。

また、「女子風呂入るとか入らないとかよりパートナーシップとかで不平等な思いをしないようにするのが先じゃないかな」「当事者の方々が本当はどう思っているのか聞いてみたい」との意見も寄せられた。

・合わせて読みたい→橋本マナミ、富士そば愛を告白 「代々木八幡店のおつゆは…」

(文/Sirabee 編集部・けろこ

橋本愛、女子風呂に「トランス女性が来ると…」発言で謝罪も ネット物議