バレンシアのルベン・バラハ監督がバルセロナ戦を振り返った。スペイン『Relevo』が伝えている。

バレンシアは5日に行われたラ・リーガ第24節で首位バルセロナと対戦。1点ビハインドで迎えた後半、69分に相手選手の退場で数的優位に立ったが、最後まで堅い守備を崩せず、アウェイで0-1の惜敗を喫した。

成績不振で1月にジェンナーロ・ガットゥーゾ監督を解任したバレンシアだが、2月に就任したバラハ新監督のもとで状況は悪化し、降格圏まで後退。前節こそレアル・ソシエダに1-0で勝利するも、今節の敗戦でとうとう19位まで転落した。

現役時代のバラハ監督を擁した2000年代初頭にリーグ優勝2度、チャンピオンズリーグ(CL)準優勝2度、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)優勝1度を誇った強さはもうどこにもなく、降格となれば来季は1986-87シーズン以来、37季ぶりに2部で戦うこととなる。

バラハ監督は試合後の記者会見で、自軍のPKとおぼしきシーンでVARチェックがなされなかったことが試合結果を左右したとして審判団を批判しつつ、ラ・リーガ24試合でわずか27得点という深刻な得点力不足に言及している。

「我々は90分間ゲームに留まろうとしていたし、いくつかのオプションも準備していた。しかし、ゲームプランに沿って戦えなければ、それらを出すことも難しくなる」

「うまくいかなければ、ゴールを決めることはできないのだ。とにかく、今日のポジティブな部分を抽出して次のゲームに備えるべきだ。メスタージャで迎える次のゲームは非常に重要となる。継続性を欠いてはならない」

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