4月期のドラマ『あいつが上手(かみて)で下手(しもて)が僕で』シーズン2(日本テレビほか)に、シーズン1に出演していたコンビ、らふちゅーぶ(崎山つばさ・鳥越裕貴)、アマゲン(陳内将・梅津瑞樹)、ロングリード(橋本祥平・田中涼星)の3組がそろって続投することが発表された。併せて、新たなビジュアルも到着した。

【写真】エクソダス(荒牧慶彦・和田雅成)ら、ドラマ『あいつが上手で下手が僕で』シーズン2・湘南劇場の面々

 本作は、いい年した大の大人たちが、誰かを、そして自分たちを満たすため、必死になって「笑い」を求め、悩み、つかみ取ろうとする青春群像劇。脚本はヨーロッパ企画上田誠、大歳倫弘、左子光晴、橋本尚和が担当する。

 楽屋のにぎやかさだけで辛うじて生気を保っていた湘南劇場。しかし、らふちゅーぶ、アマゲン、ロングリードらが徐々に仕事が増えてきたことで、楽屋は閑散。取り残されたエクソダス(荒牧慶彦・和田雅成)の嫉妬の空気で充満した劇場は遭難劇場を通り越し、“墓場”と化していた。そこにやってきたのはパチファンラストイヤーのラストワルツ(和田琢磨・染谷俊之)、幼なじみコンビのノノクラゲ(溝口琢矢・大平峻也)、SNSの新星・ねあんでる(木津つばさ・中尾暢樹)の3組。

 ラストワルツは、ボケの岬一碧(和田琢磨)とツッコミの高砂真夜(染谷)によるコンビ。もともと人気トリオだったが、メンバーの一人が脱退してコンビになってからは人気が急落。冴えない日々を過ごしている。ノノクラゲはボケの東雲嵩紀(溝口)とツッコミの狭間くらげ(大平)によるコンビ。くらげがピンで人気を集め、コンビ内の人気格差が問題になっている。ねあんでるはツッコミの千波未明(木津)とボケの黒旗晩(中尾)による若手コンビ。SNSやYouTubeでリズムネタが人気となっている。

 エクソダスが参加した深夜番組で共に競い、戦い、手を組んできた彼らを加え、総勢7組となった湘南劇場は、いつになく活気づいていた。

 しかし、にぎやかさを取り戻したかのように見えた湘南劇場は、3ヵ月がたち、再び客足は遠のき、いつもの姿に戻っていた。そんな怠け始めた芸人たちに活を入れるため新たな支配人がやってきた。ランキング制を導入し、最下位のコンビは湘南劇場からクビになると掲げた。誰がどうみても最下位であるエクソダスは、解散を懸け、一世一代の大勝負に出る。

 シーズン1ではエクソダスと共に横並び一線、誰がいち早く“脱出”できるのかドタバタ群像劇を繰り広げた、らふちゅーぶ、アマゲン、ロングリードの3組。シーズン2では3組ともそろってブレークの兆し? いまだに“遭難”まっただ中のエクソダスと、新たに“島流し”されてきたラストワルツノノクラゲ、ねあんでるに対して、時にエールを送り、時に“カツ”を入れていく。ひとつ先のステージを行く彼らの存在により、湘南もとい“遭難”劇場メンバーの焦りや葛藤、刺激や奮起といった要素が際立ち、ドラマにより深みを与えていく。

 ドラマ『あいつが上手で下手が僕で シーズン2』は、日本テレビほかにて4月期放送。

ドラマ『あいつが上手で下手が僕で』シーズン2より(上から)らふちゅーぶ(崎山つばさ・鳥越裕貴)、アマゲン(陳内将・梅津瑞樹)、ロングリード(橋本祥平・田中涼星) (C)カミシモ2製作委員会