浦和レッズが獲得に動いていたとされる元アルバニア代表FWアルマンド・サディク(31)だが、それが原因で干されていたことがわかった。

今冬の移籍市場でストライカー獲得に動いていた浦和。セルティックギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキスの獲得が近づいていた中、メジャーリーグサッカー(MLS)のアトランタ・ユナイテッドに強奪されてしまう。

そんな中、カルタヘナにい所属するサディクの獲得にオファーを出していたと現地紙が報道。セグンダ・ディビシオンプレーしており、200万ユーロ(約2億8000万円)のオファーを提示したが、サディク本人が拒否していた。

そのサディクは、1月22日の試合を最後にポジションを失うことに。リーグ戦6試合のうち3試合はベンチに座ったままで出番なし。出場した3試合も合計33分間の出番に終わっていた。

サディクに関して、カルタヘナのパコ・ベルモンテ会長が言及。移籍を拒否したことで、干されたと明かした。

「金儲けのためにクラブから去ることを拒否したアルバニア人は、結局1分間もプレーすることなく1カ月間ベンチにいることになった」

サウジアラビアからも浦和からもオファーがありながらクラブに残ることを決断したサディク。ベルモンテ会長は「クラブだけの意見ではなく、サディクの意見でもある。選手が去りたくないのであれば、彼はここに留まらなければならない」とコメントし、残留を望む選手を退団させることはできないとした。

そのサディクは少ない出場時間ながらも、5日のポンフェラディナ戦では1ゴールを記録し今シーズン8試合目。移籍を画策したのではなく、退団を望まないことで干されるという意外な結末だったが、本人の選択は間違っていなかったのかもしれない。

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