赤楚衛二が、4月10日(月)にスタートする木村拓哉主演ドラマ「風間公親-教場0-」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系※初回は夜9:00-10:24)に出演する。赤楚の月9ドラマ出演は、2021年放送「監察医 朝顔」へのゲスト出演以来となり、木村とは初共演となる。

【写真】心優しい性格で相手に寄り添って事件を調べる瓜原潤史(赤楚衛二)

■「風間公親-教場0-」ストーリー

同ドラマは、「教場」「教場II」で風間が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代を描く。そこは“風間道場”と呼ばれ、キャリアの浅い若手刑事が突然、刑事指導官・風間公親とバディを組まされ、実際の殺人事件の捜査を通して刑事としてのスキルを学ばせる育成システムとなっている。

■心優しい性格の新人刑事・瓜原潤史

赤楚が演じるのは、新人刑事・瓜原潤史(うりはら・じゅんじ)。瓜原は地域課の警官として、空き巣の常習犯逮捕の手柄を立て、署長から表彰される。そして、犯罪捜査を学ぶため捜査一課の風間道場への異動を命じられる。自分の身なりには無頓着でいつも髪がボサボサ、緊張しやすい性格で殺人事件の最前線で風間の厳しい指導を受ける環境に、いつも胃痛がしている。空き巣の常習犯を逮捕した際も、容疑者に対して怒鳴ったり詰めたりせず、相手に寄り添って接したことで犯人を自白させた。

そんな心優しい性格の瓜原は、風間の前でも自分流の捜査方法で容疑者に寄り添いながら接するが、殺人事件の現場ではその方法はなかなか通用せず、事件の容疑者に小ばかにされてしまう。瓜原が決定的なミスをしても風間は「一人の犯人を取り逃がしても、次の世代の捜査能力を育てる方が大事な場合もある」と言い放つ。その言葉の意味が理解できない瓜原は、時に風間とぶつかりながら、風間の指導の本当の意味を理解していく。

刑事時代の風間が後輩刑事らと担当する事件を経て、点と点が結びつき、“風間道場”の先へとつながる線となっていく。そして、物語が終盤になるにつれ風間がいかにして“教官”風間公親に変貌を遂げたのか明らかになる。

刑事指導官の風間とバディを組む新人刑事5人のキャストに赤楚、新垣結衣北村匠海白石麻衣染谷将太が発表され、今後はレギュラーキャストなどが解禁される。

■赤楚衛二のコメント

――出演オファーを受けた時のお気持ちは?

「教場」は一視聴者として見ていたので、“まさか自分が出演させてもらえるとは”と思いました。と同時に今回木村さんとのバディということで、指導官と新人刑事という関係性のプレッシャーもすごく感じました。

――台本を読まれて、作品全体の印象はいかがですか?

事件のひも解き方の構図が台本を読んでいて新鮮だなと思いました。犯人とそれを追う刑事のやり取り、構成が新しくて面白く、風間指導官が新人刑事に与える言葉、一つ一つに意味があり、台本を読み進めていくと、こういうふうに事件がひも解かれていくんだと、伏線回収のようなところもあります。瓜原自身の感情の変化の流れもきれいに描かれているので、読んでいて物語に引き込まれました。

――月9ドラマ出演は「監察医 朝顔」以来2回目となります。

前回は出演シーンはそこまで多くはなかったんですが、今回は緊張感と責任感とプレッシャーと挑戦、あらゆる面で重くのしかかるものがあるなと感じています。

――木村拓哉さんとの初対面はいかがでしたか?

緊張しましたね。瓜原自身が緊張で胃が痛くなってしまうという人物なんですけど、僕自身もそんな気持ちになりました(笑)。初めてお会いしたのは本読みの時だったんですけど、全然自分の調子が出なかったことを覚えています。「わぁ、本物の木村さんだ」って思ってしまいました。撮影に入ると、「このシーンはこうやってみようよ」とコミュニケーションをとってくださり、すごく気持ちよくお芝居をさせていただいています。

――風間とのシーンが多い中で、木村さんとの共演はいかがですか?

お芝居の説得力がとにかくすごいなと思いました。現場でも指導官として居てくださって、刑事としてこういう時はこうするんだというところを教えてくださいました。かといって、手取り足取り教えるというわけではなく、現場に良い緊張感が保たれつつ、木村さんが本当に指導官に見えてくるように、そして僕が自然と瓜原として、風間さんに接することができるような状態を作ってくださっているなと本当に感謝しています。

――瓜原はどのようなキャラクターですか?

すごく人間味があり、“若さゆえの青さ”がある人物です。そして、瓜原が抱える過去の出来事から、人に対して優しくありたい姿勢だったり、そんな優しさがある反面、頑固で少し直情的な部分も持っていたり、感情の揺れ動きが大きく出る人間です。真っすぐな男であり、少し落ち着きのない男だと思います。

――視聴者へメッセージをお願いします。

僕が演じる瓜原は、どこにでもいるような今どきの若者なんですが、その若者がいかに風間さんに歯向かいながらも、惑わされ、苦しんでいくのか、その振り回され方を楽しんで見ていただきたいです。そして、そんな瓜原が、どのように大人への第一歩を踏み出せるのかというのを見ていただけたらなと思います。

■プロデュース・渡辺恒也氏のコメント

5人の新人刑事の最後の一人・瓜原潤史は、「人に優しい警察官になりたい」と考えています。優しさが最大の武器でもあり、それが故の弱点もまた風間によってあぶり出されてしまうような、ある意味“風間道場”に入るのにもっとも適した刑事とも言える人物です。

まさに役者として飛ぶ鳥を落とす勢いで、数々の作品で活躍されている赤楚衛二さんですが、今回現場で木村さん演じる風間の前に初めて立った赤楚さんからは、こちらまで胃が痛くなりそうな緊張感が伝わってきました。

それでも折れることなく指導官に立ち向かっていく姿を見ていて、いつの間にかみんなが瓜原を応援する気持ちで温かく見守っている。それも赤楚さんの持つ、人を引きつける魅力のなせる業のような気がしています。

劇中で瓜原が警察学校の行進訓練・点検訓練を見に行くというシーンがあるのですが、そこでかつて自分も経験した訓練を眺める瓜原の姿には、すべての警察官が歩む道を象徴するかのようなたたずまいがありました。現場経験のある現役警察官を演じられる確かな表現力と、それに裏打ちされたリアリティーを感じる印象的なシーンとなっていますので、ぜひ放送を楽しみにお待ちください。

どこにでもいる等身大の若者でもあり、目の前の仕事に対して真っすぐすぎるほど真っすぐな警察官である瓜原が、風間とともにいかにして事件捜査に臨み、刑事として成長していくことができるのか、そして無事に“風間道場”を卒業することができるのか、視聴者の皆さんにもドキドキしながら応援していただければと思います!

木村拓哉主演「風間公親-教場0-」に出演する赤楚衛二/(C)フジテレビ