ワトフォードは7日、スラヴェン・ビリッチ監督(54)の解任を発表した。なお、後任にはクリス・ワイルダー氏(55)が就任することとなる。

チャンピオンシップ(イングランド2部)を戦うワトフォードは、昨年9月にロブ・エドワーズ監督(39)を解任。ビリッチ氏を新監督に招へいしていた。

プレミアリーグ昇格を目指す中、10位と中位に甘んじていたワトフォードの立て直しを期待されたビリッチ監督だったが、公式戦26試合を指揮して10勝7分け9敗の成績。特に今年に入ってからは、リーグ戦10試合を戦い、3勝5分け2敗の成績に。チームも10位と変わらずにいた。

首位バーンリーとの勝ち点差は26、自動昇格が可能な2位のシェフィールド・ユナイテッドとの勝ち点差は16、プレーオフに進む6位ノリッジ・シティとの勝ち点差は4という状況。まだ昇格の可能性を残す中、立て直しを図るために監督交代を決断した。

クラブは監督解任について説明している。

「我々は皆、今シーズンの成功に野心的です。そのため、昇格の機会がまだ現実にあるうちに、何か新しいものが早急に必要とされています」

「1月の移籍市場が終わった今、終盤の試合に向けてエネルギーを取り戻すために利用できる唯一の選択肢は監督を代えることです」

後任に就くワイルダー監督は、シーズン終了までの契約を結んでいる。

ワイルダー監督は、シェフィールド・ユナイテッドリーグ1(イングランド3部)からプレミアリーグ昇格まで導き、昇格1年目は9位という成績を残していた。

2021年11月からはミドルズブラを指揮。2022年10月に解任されていた。



サムネイル画像