タレントでテレビプロデューサーのデーブ・スペクターが8日、自身の公式ツイッターを更新。放送法における政治的公平性について言及した。
■“政治的公平性”が話題に
今月2日、立憲民主党の小西洋之氏が、放送法の政治的公平性の解釈に関する78ページの文書を公表。
放送事業者の政治的公平性について「1つの番組ではなく番組全体を見て判断する」という解釈があったところに「1つの番組でも判断できる」という内容が2016年に加えられるまでの経緯が記された。
またその文書の中に、安倍晋三元首相が「今までの放送法の解釈はおかしい」と主張していたいう記載が。
さらに、自由民主党を批判する傾向があることで知られる報道番組『サンデーモーニング』(TBS系)に否定的な見解を持っていたと示す文言も。
これらをふまえて小西氏は、3日の参議院予算委員会で「個別番組を狙い撃ちする政治的な目的で放送法の解釈を変えた」と追求。
総務省は、小西氏が公表したものをを行政文書と認めているが、一部について「正確性が確認できないもの、作成の経緯が判明しないものがある」と説明している。
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■デーブ「言わぬが花」
デーブはきょう8日、小西氏が公表した文書について言及。その内容について、「かいつまんで言えば、ようは『サンデーモーニング』へのいちゃもん」との考えを述べる。
続けて、「ところが、その裏番組の『日曜報道 THE PRIME』はむしろ与党贔屓なんで結局ある程度バランスが取れてる」とつづり、主張が異なる2番組の放送時刻がかぶっていることに触れた。
複数のチャンネルを通して見れば偏りが大きくないとするデーブは、「言わぬが花ではないでしょうか?」と、政治的公平性を話題に取り上げることについて自身の想いを示した。
■ファン「アカウント乗っ取られた?」
デーブ氏の見解には、「さすがは名コメンテーター」「この人はホントに賢いなぁ。本質をよく理解している」と、ファンの反響が集まった。
また、普段はユーモアのあふれる投稿が多いデーブだが、今回は真剣な内容をつづり、「悲報 デーブ氏オチを忘れる」「まじめな文章でびっくりしました」「デーブさんアカウント乗っ取られた?」といった声も見られる。
■デーブ「かいつまんで言えば…」
放送法の「政治的公平」の解釈をめぐる内部文書は約80ページもありますが、掻い摘んで言えば、要は「サンデーモーニング」へのいちゃもん。
ところが、その裏番組の「日曜報道 THE PRIME」はむしろ与党贔屓なんで結局ある程度バランスが取れてる。
言わぬが花ではないでしょうか?— デーブ・スペクター (@dave_spector) March 8, 2023
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