井上真央が主演を務める金曜ドラマ「100万回 言えばよかった」(毎週金曜夜10:00-10:54※第9話は「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」の影響により放送時間変更の可能性あり、TBS系)の第9話が、3月10日(金)に放送される。同作は、連続テレビ小説おかえりモネ」(NHK総合)などを手掛けた脚本家・安達奈緒子氏による、“切なくて温かい”ファンタジーラブストーリー。数奇な運命に翻弄(ほんろう)されながらも奇跡を起こそうとする3人の姿を完全オリジナルで描く。

【写真】佐藤健“直木”の腕を“つかみながら”涙する井上真央“悠依”

■主人公・悠依に関わる登場人物を演じるのは…

同ドラマには、主人公・相馬悠依(井上)にプロポーズしようと心に決めた矢先、不可解な事件に巻き込まれて幽霊になった男・鳥野直木を演じる佐藤健や、そんな二人の運命に寄り添わざるをえない刑事・魚住譲を演じる松山ケンイチも出演。

また、悠依を助けたことで知り合った医師・宋夏英(ソン・ハヨン)をシム・ウンギョンが演じる他、板倉俊之、香里奈平岩紙春風亭昇太、荒川良々ら個性豊かな面々がストーリーを盛り上げる。(以下、ネタバレを含みます)

■物語が急加速…初めて描かれた“成仏する瞬間”

3月3日に放送された第8話では、幽霊の弥生(菊地凛子)が“思い残し”を解消し成仏した一方で、事件に関するさまざまな断片が明らかになった。

莉桜が身をていして逃がした少女の保護がきっかけで、千代(神野三鈴)は事情聴取に応じる。しかし、現状上がっているのは少女の証言のみ。売春斡旋の証拠はないため、逮捕できないことに譲はもどかしさを感じていた。

その後、車の中で希也(永島敬三)の遺体と、意識不明の莉桜(香里奈)が発見される。車内には、直木の殺害に使われたと推定される凶器や、殺害を想起させるメモなどがあり、涼香(近藤千尋)と直木の殺害は、希也による犯行として書類送検されることに。しかし、直木は「この事件に武藤千代が関わってないはずがない」と強く訴える。

そんな中、ピンチの時に何もできず落ち込んでいた直木に、悠依が「消えてもいいよ」と告げる一幕も。これまで一貫して「そばにいて欲しい」と主張してきた悠依が、初めて“成仏する瞬間”に立ち会ったことで、心境に変化があったようだ。互いが幸せになる方法は何か、悩みながらも深く思い合う二人のキスは、切なくも美しかった。

ドラマの終盤では、英介(荒川)と希也に接点があったことが発覚。悠依は、そんな英介に誘われ、里親だった勝(昇太)の家に訪れていた。次回、第9話では直木を殺害した可能性の高い英介が、過去の出来事を語る。

■英介と対峙する悠依…第9話あらすじ

第9話は――

悠依(井上真央)は尋常じゃない英介(荒川良々)の様子に慄然(りつぜん)としながらも、平静を装い会話を続けていた。そのとき、直木(佐藤健)が近くにいることに気付いた悠依は、緊張状態は変わらないながらも心強く思う。

さらに、譲(松山ケンイチ)も近くで悠依を助ける機会を伺っているが、悠依に危険が及ぶ可能性があり動けずにいた。

そんな中、英介は20年前のこと、そして直木との間に何があったのかを語り始める。

――という物語が描かれる。

■弱っていく直木…波乱の予感に視聴者「予告だけで泣ける」

公式ホームページなどで見ることができる予告動画は、悠依が声を震わせながら「…います、直木。だから全然寂しくない」と伝えるシーンからスタート。その後、英介は「直木はなんて言ってる?」と表情一つ変えずに尋ねる。

また、直木の「俺たち…これからもって思ってる」という“未来”について言及するようなせりふや、譲の「僕を信じろ!」「どうしてもって時は僕の体使えって言ったでしょ」という声も。映像に映し出される直木はぐったりとしており、“その時”は確かに近づいているようだ。

その後、腕をつかみながら「待って、だめ…行かないで…直木」と悠依が涙を流すと、「泣くなよ…」と困ったように笑う直木の様子も。動画は「悠依…俺…悠依と会ってさ」という直木の消えそうな声で幕を閉じる。

予告動画を見たファンからは「泣くなよって、泣いちゃうよ…」「魚住さんが体使えって言っても3回目はだめだから!」「悠依ちゃん、直木に触れてる!?」「英介が怖すぎる…でもどうして直木を殺したのか知りたい」「直木の心残りは何だろう?」「悠依と会ってさ、の後は何ですか!?気になる」「予告だけで泣ける」などといった声が上がっている。

井上真央“悠依”は荒川良々“英介”と対峙する/ (C)TBS