TBSの4月期金曜ドラマ枠(毎週金曜よる10時)『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』に杉本哲太、松雪泰子が出演することが決定した。


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本作は『恋はつづくよどこまでも』や『着飾る恋には理由があって』など幅広い世代の女性たちに話題の作品を多数執筆してきた金子ありさによるオリジナルストーリー。いつもと変わらない朝、都心へ向かう電車の一両が未来の荒廃した世界にワープしてしまう。乗客たちは突如【日常】を奪われ、何もかも遮断され【ペンディング】された【非日常】の世界へと放り出されてしまい、共にサバイバル生活を生き抜くことに。困難を前に、懸命に生きる人々の姿を描く予測不能のヒューマンエンターテインメントだ。


これまで主人公・萱島直哉(かやしま・なおや)役で山田裕貴、白浜優斗(しらはまゆうと)役で赤楚衛二、畑野紗枝(はたの・さえ)役で上白石萌歌を含む8名の出演を発表しているが、このたびこの電車に乗り合わせた乗客役で杉本哲太、松雪泰子の出演が決定した。


杉本は1981年放送のTBSドラマ『茜さんのお弁当』で俳優デビュー、1983年に公開された映画『白蛇抄』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。以降も『相棒』シリーズや『コード・ブルー』シリーズなどの話題作に数多く出演する名バイプレーヤーの一人だ。深い味わいのある演技で視聴者を魅了してきた杉本が、本作ではただただ毎日をやり過ごし、死んだように生きている冴えないサラリーマン・田中弥一(たなか・やいち)を演じる。家族から相手にされず、職場では部下にも馬鹿にされ孤独でやるせない日々を送っていたが、タイムスリップしたことで状況は一変する。この電車の乗客の中では年長者であり、自分の主張を自由にできる。元の世界とは違うそんな状況に快感を覚えた田中が乗客たちを仕切ろうとすることで、大きな混乱を巻き起こすことになる。


1991年放送のTBSドラマ『熱血!新入社員宣言』で俳優デビューを果たした松雪は、2006年公開の『フラガール』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞、2008年公開の映画『デトロイト・メタル・シティ』と『容疑者Xの献身』の2作では日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。数々のドラマや映画に出演してきた松雪が本作で演じるのは、一人娘を育てる母親であり、人材派遣会社を経営するキャリアウーマンの寺崎佳代子(てらさき・かよこ)。会社の経営はまだまだ楽ではないが、娘が通う私立名門校のママ友やかつての同級生たちには虚勢を張り、SNSでは「リア充」ぶりをアピールし、一見、絵に描いたような幸せを取り繕っている。本当は気持ちに余裕が無く、足りないものにばかり目がいって焦っている毎日を過ごしている中で、出張帰りにたまたまこの電車に乗り合わせてしまう…。現代のSNS社会に生きる働く女性が、何もない極限の状況下でどう行動していくのか注目だ。


何もないからこそ、見えてくるものがある。困難を前に、懸命に生きる人々の姿を描く予測不能のヒューマンエンターテインメント、4月スタートの金曜ドラマ『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』に期待が膨らむ。


<コメント>
【杉本哲太】
今回、初共演の方が多く緊張していますが、その分これから撮影に入るのが大変楽しみでもあります。僕が演じる田中弥一は、職場でも家族の中でも取り残されて居場所を失くしているお父さんです。そんな状況の人間が皮肉にも突如自由を手にしてしまう。果たして全てから解放された時に人はどうなるのか? 極限の状態に置かれたとき、人は何を考えどう行動するのか?今何が起きても不思議ではない世界で、自分の身に置き換えてドラマの世界に没頭していただけたらと思います。

【松雪泰子】
ペンディングされた列車の中で、極限状態に追い詰められていく人々が、それまでの個々の人生に改めて向き合う事になっていきます。そして各々に道を見出していく過程には、混乱もあり、離脱するものもあり、それとは対極に現実の生活の中では、手にすることができていなかった真の愛を見出していく者もいます。極限状態の中で人はどの様に変容するのか、生きるという事はいかなる事か。その変容の様を丁寧に演じたいと思います。今回はペンディングされた世界に閉じ込められる、1人の女性を演じます。極限状態における群像劇。チームの一員として、これからみんなで丁寧に作り上げていきたいと思います。



■金曜ドラマ『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』
4月スタート 毎週金曜よる10:00~10:54

(C)TBS


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