英王室を離脱し、米カリフォルニア州で暮らしているヘンリー王子とメーガン妃。1歳半になった長女リリベット王女の洗礼式をモンテシートの自宅で執り行ったと、初めて王女の称号を用いて発表した。また、息子のアーチーくんについても、今後は王子の称号を使用することがわかった。

【写真】昨年、1歳になったリリベットちゃんを抱っこするメーガン妃

 リリベット王女はヘンリー王子夫妻の長女で、王室離脱後の2021年4月にカリフォルニアで誕生した。Peopleによると、リリベット王女の洗礼式は、現地時間3月3日に聖公会ロサンゼルス教区のジョン・テイラー司教により執り行われたと、王子の広報担当者が明らかにしたそうだ。

 情報筋によると、洗礼式はプライベートなもので、メーガン妃の母ドリアさんや名付け親のタイラーペリー、名前を公表されていないゴッドマザーら、20人から30人のゲストが参加。式後は食事が提供され、リリベット王女の兄アーチー王子もダンスを楽しんだそうだ。

 王子夫妻は父チャールズ国王とカミラ王妃、兄のウィリアム皇太子キャサリン妃も招待していたものの、欠席だったという。

 今回夫妻は娘に対し、初めて王女の称号を用いた。これまでリリベットちゃんと兄のアーチーくんは王子・王女の称号を有していなかったが、昨年9月にエリザベス女王が死去し、ヘンリー王子の父チャールズ国王が即位したことで、1917年に国王ジョージ5世が定めた規定により、国王の孫として王子・王女の称号を名乗る権利を得た。

 これに対し、ヘンリー王子の広報担当者は、「祖父が君主となったので、子どもたちが称号を持つことは生まれ持った権利です。これは、バッキンガム宮殿との間ですでに取り決められていることです」と述べているそうだ。

 現在王室のウェブサイトでは、それぞれ、マスターアーチー・マウントバッテン=ウィンザー、ミス・リリベットマウントバッテン=ウィンザーとされ、王子・王女の称号を使用していないが、この後変更されるとみられる。

ヘンリー王子とメーガン妃、娘リリベット王女の洗礼式を発表 初めて王女と名乗る (C)Zeta Image