アニメ『コードギアス』シリーズのキャラクターデザインを手がけたアニメーター木村貴宏3月5日(日)に58歳で逝去されたことが明らかとなった。

発表によると難病であるアミロイドーシスと闘病の末、亡くなられたということだ。

 木村貴宏氏は1964年生まれのアニメーター。『勇者王ガオガイガー』、『コードギアス』、『SDガンダムフォース』など多くの作品のキャラクターデザインや原画、作画監督などで活躍してきた。

 ゲーム分野では1993年に発売されたアダルトゲームVIPER』シリーズや同年に発売された美少女格闘ゲームヴァリアブル・ジオ』などでも知られ、最近では『ゼノブレイド2』に登場したキャラクター「トキハ」のデザインも担当している。

アニメ『コードギアス』シリーズなどで知られるアニメーター木村貴宏氏が逝去。難病・アミロイドーシスとの闘病を経て58歳で_001

(画像は『コードギアス』公式サイトより)

 発表によると、木村貴宏氏はたんぱく質の一種が全身の臓器に沈着することで機能障害を引き起こす指定難病「アミロイドーシス」により闘病の末、3月5日(日)に亡くなられた。病名は遺族の希望で「コードギアスプロジェクト」を通じて公開されており、配偶者のRICCAさんは自身のツイッターアカウント上で「早期発見できなかったことへの悔しさから、まず病気の周知と考えから」との思いを伝えた。

 また「コードギアスプロジェクト」も「木村さんはアニメーションやイラストでたくさんのキャラクターを生み出していただき、心揺さぶる素晴らしいアニメーション映像を描き出してくださいました。感謝の言葉しかございません。コードギアススタッフ 関係者一同 心よりご冥福をお祈り申し上げます」とのコメントを残している。