ワーナー・ブラザースディスカバリーは、「ハリー・ポッター」シリーズを拡大し始めたばかりだという。J・K・ローリングの小説を基に、これまでに「ハリー・ポッター」シリーズ8作、「ファンタスティック・ビースト」シリーズ3作が製作されてきたが、同社は先月発売されたビデオゲームホグワーツ・レガシー」の成功を受け、“魔法ワールド”のさらなる企画を用意していることを明らかにした。

今週行われたモルガン・スタンレーの投資家向けカンファレンスの中で、同社のガンナー・ウィーデンフェルス氏は、こう話している。

「『ハリー・ポッター』を例に挙げると、“魔法ワールド”は、『ホグワーツ・レガシー』発売による莫大な成功を収めたところです。最後の映画が公開されて12年後にこうなったということは、それは多くのチャンスがあるということであり、私たちはそれを拡大し始めたばかりです」
「今年は東京に新たな『ハリー・ポッター』ツアーがオープンします」
「かいつまんで言うと、このワン・カンパニーというアプローチ、それぞれのビジネス・ユニットにおける素晴らしいリーダーシップ、協調的なフランチャイズ・マネージメントが恐らくわが社が持ちうる最大の機会の一つでしょう」

さらに、最近製作が発表された「ロード・オブ・ザ・リング」映画に関しては、「そのうちに実を結ぶだろう」と語った。

また、ジェームズ・ガンとピーターサフランが新たに指揮を執るDCユニバースに関しては「DCは膨大なチャンスで、リーダーシップ・チームに、ピーターとジェームズといった2つの重要な構成要素が加わりました。ジェームズは、ほぼ全人生を通してコミックの世界を生きてきた人です」「素晴らしいクリエイティブ・リーダーです。2つ目の構成要素は、ワン・カンパニーというアプローチです。全てが協調されて初めてシリーズを管理できると思いますし、チームは非常に上手く機能しています」と続けた。