キャサリン皇太子妃がアイリッシュガーズ第1大隊を公式訪問し、雪が降る訓練場での演習に参加した。この日皇太子妃は迷彩柄のジャケットとカーゴパンツにコンバットブーツを履き、負傷した隊員の救助を手伝った。厳しい寒さにもかかわらず笑顔で訓練を行う姿に、王室ファンからは「子供達のお手本になる女性」「国民を誇らしい気持ちにさせてくれる」と絶賛のコメントが続々と届けられた。

キャサリン皇太子妃が現地時間8日、イングランドソールベリー平野にある英国最大の訓練場「Salisbury Plain Training Area(SPTA)」を訪れ、現地で訓練を行うアイリッシュガーズ第1大隊と対面した。

皇太子妃は昨年12月にウィリアム皇太子の役職を引き継ぎ、近衛歩兵連隊アイリッシュガーズ(Irish Guards)の大佐に任命された。同連隊を訪問するのは、大佐に就任して以来今回が初めてとなる。

この日はあいにく雪が降る寒い日となったが、皇太子妃はグレーのタートルネックセーターの上に迷彩柄ジャケットを着て、カーゴスタイルのスキニーパンツとコンバットブーツを履いて現れた。三つ編みにした髪をバックでまとめてグリーンのニット帽を被り、耳にはゴールドの小さなフープイヤリングをつけていた。

現地メディアによると、訓練場に到着した皇太子妃は、戦場で負傷した兵士の応急処置を行う演習に参加したという。

演習の内容は、アイリッシュガーズ第1大隊の隊員が徒歩でパトロール中、敵からの銃撃を受けるという設定だ。演習が始まると隊員が左下肢に銃弾を受け、同僚によって現場から避難させられた。その後に皇太子妃はジョディ・ニューウェル伍長の応急処置を手伝い、隊員の左足に止血帯を当てる練習を行った。この後隊員が担架に乗せられると、皇太子妃は隊員の胴体に負傷がないかを確認するのを手伝った。

当日皇太子妃は、ロンドン陸軍と近衛師団の司令官クリストファー・ギカ少将と、アイリッシュガーズ第1大隊の司令官ジェームズ・オルドリッジ中佐に訓練場を案内された。

さらにアフリカでの警備業務に派遣された隊員達と対面し、大隊のメンバーが最近行っている活動について直接話を聞いたほか、アアイリッシュガーズが使用するさまざまな兵器システムのデモンストレーションを見学した。

同日ウェールズ公夫妻の公式SNSは、キャサリン皇太子妃が雪の中で訓練を受ける写真を公開。投稿には「雪の朝、ソールベリー平野でアイリッシュガーズとご一緒しました」と記された。

そして「アイリッシュガーズの活動は、東アフリカのパークレンジャーの密猟対策訓練から、ウクライナ軍の地雷除去訓練まで、模範的であると同時に多岐にわたります」と説明後、親しみを込めてこう加えた。

「今日、ミックスアイリッシュガーズの愛称)と一緒に、彼らの懸命な仕事ぶりを見ることができて、とてもうれしいです。(どんな天気でも!)」

皇太子妃が雪の中で訓練をする姿を見たフォロワーは「軍服を着たキャサリンカッコいい!」「なんて素晴らしく、インスピレーションを与えてくれる女性なのかしら。本当に子供達や世界のためにお手本となるような女性だわ」「あなたが国のために行っている、すべての事に感謝します。我々国民をとても誇らしい気持ちにさせてくれる」などと絶賛している。

画像は『The Prince and Princess of Wales 2022年12月22日付Instagram「So thrilled to be back at Westminster Abbey for our second #TogetherAtChristmas carol service.」、2023年3月8日付Instagram「A snowy morning with the @irishguards on Salisbury Plain!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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