かまいたちがMCを務めるレギュラー番組「ぜにいたち」(毎週月曜夜11:00-0:00、ABEMA SPECIALチャンネル)の3月6日の放送では、仲違いをしてしまったふたりが、パチンコで共闘し、喜びや悲しみを共有することで和解を目指す新企画「因縁解消パチンコ」で、TKOの木下隆行とオジンオズボーンの篠宮暁が、“あの騒動”以来、初となるふたりきりのロケに挑んだ。ふたりの挑戦が知らされると、濱家隆一は「マジの因縁やん!まだふたりきりでいるところを見たことないですよ!」と、山内健司も「スゲー!これは見たことないわ…」と目を見張り、どこか緊迫感がただよっていた。

【写真】“あの騒動”以来、初となるふたりきりのロケに挑戦するTKOの木下隆行とオジンオズボーンの篠宮暁(写真右から)

■「因縁解消パチンコ」

ふたりの顔あわせを前に、緊張の面持ちで木下は「あれから3年経ったが、僕の気持ちを心から話せていないというわだかまりが、ずっとあった。また仲良くしたい」と、一方で篠宮は「木下さんもいろいろ苦労されているので、いろいろ話を聞きたい」としながらも、「嫌いじゃないけど、どこかで『仲良くならんくてもいいんじゃないか』という気持ちがある」と正直すぎる本音に、濱家は「ガチすぎる感想じゃないですか…」とあ然とする。

ふたりの第一声は、まずは新年のあいさつからで、篠宮は「『本年“も”よろしく』というか、『本年“は”』というか…。ここ数年は疎遠になっていたので、『本年“こそは”』というか…」と歩み寄ると、木下は「そうやな。ありがとう」と感無量となるが、この言葉を最後に無言になってしまう。

ぎこちない雰囲気のなか、木下は積極的に話しかけるが、パチンコ経験がほとんどないことも相まって篠宮はだんまりで、濱家が「まだめちゃくちゃ根に持ってるやん!」とツッコミを入れるほど、ドライに見えたが、この反応の真意は「木下さんは、カメラがあることで余計な気をつかわれていて、やりづらそうやった。先輩に気つかわれるのは居心地が良くない。気まずくてテンション上げにくいし、“恥ずかしさ”みたいなものもあった」と簡単には心を通わせることができない状態に、かまいたちも心配そうに見つめていた。

■「売れると、人って変わるんですか?」

そんななか、木下に大当たりが舞いこむ。篠宮は「こうやって、大当たりを引くところは“持ってる”と思う。芸人の資質ですね」とほめると、木下は「篠宮がここに座ってたら、お前が当たりを出してる」と謙遜するが、篠宮は「座った時点で違う。芸能界もそう!木下さんは、そこに座る嗅覚がある」と突如、何か思うところがあるのか、熱弁を始める。

そうすると、篠宮にリーチが到来するも、ハズレてしまい、「こういうところやねん!木下さんと同じ演出だったのに、この差なんですよ!芸能界の縮図や」と声を荒げると、木下は「ちょっとええか?」と切り出し、先ほどの大当たりをいつの間にか消化していることを告白する。篠宮は「まさに木下さんですよ!当たった、売れた。でも、いつの間にか玉がない、足元を見ていない」と手きびしくツッコむ。さらに、「“ペットボトル”だけじゃない。ほかにも要因があったんだと思う。自分の“引き”に甘えてたんじゃないですか?」と“あの騒動”について語り出す。

「売れると、人って変わるんですか?」と問いかけた篠宮の辛らつな言葉の真意は、ふたりの出会いから始まる。芸人の世界に飛びこんだ自分に、“芸人のいろは”を教えてくれた木下に対し、「自分のカッコ悪いところも包みかくさず話していて、カッコ良かった」とあこがれの眼差しを向けていた一方で、「言ってたことと変わってきてませんか?」と木下に対するジレンマを明かし、“あの騒動”の発端をふり返る。

これからの木下に対し、篠宮は「三振したところで、今までの尊敬はなくならない」と語ると、率直すぎる意見に、山内は「木下さん、泣くんちゃう…?」とハラハラしてしまう。

騒動の真実とは、そして、対話を続けるふたりは、和解することはできたのかを見ることができる。

かまいたちがMCを務めるレギュラー番組「ぜにいたち」/(C)AbemaTV,Inc.