マンチェスター・ユナイテッドは9日、ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16・1stレグでレアル・ベティスをホームに迎え撃ち、4-1で先勝した。

前半のうちに追いつかれこそしてしまったものの、後半の3発で突き放しに成功。敵地に赴いて行われる来週のリターンレグに向け、ホームで大きなアドバンテージを手にした。

先のプレミアリーグリバプールを相手に0-7の惨敗劇を演じた先発をそのままぶつけたのは少し驚きだったが、指揮官としてはベストな顔ぶれを起用した選んだまでのようだ。

イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』によると、エリク・テン・ハグ監督はキックオフ前にイギリス『BT Sport』で先発メンバーの選考理由をこう説明したという。

「我々は勝ちたいし、良いパフォーマンスが必要。そういうわけで、このチームがベストだと思った。選手からすれば、再起の機会だが、我々にとって、最も重要な試合であり、勝つチャンスを最大に高められるチームを選んだ」

「ここ数試合は我々の基準以下。この前の日曜日は打ちのめされたわけで、自分たちの基準や、価値観、要求を見つめ直す必要があったし、それをピッチで発揮しないといけなかった。勝ちたいからこそ、高い基準が必要なんだ」

チームは結果的に4発快勝でバウンスバック。ただ勝つだけでなく、大差もつけたとあって、指揮官の粋な決断に選手も応えた形といえそうだ。

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