インテルは10日、セリエA第26節でスペツィアとのアウェイ戦に臨み、1-2で競り負けた。

前節レッチェ戦を快勝して白星を取り戻した2位インテル(勝ち点50)は、4日後にチャンピオンズリーグポルト戦を控える中、GKオナナやチャルノール、ディマルコがベンチスタートとなった以外は現状のベストメンバーで臨んだ。

17位スペツィア(勝ち点21)に対し、ラウタロとルカクの2トップで挑んだインテルは5分にラウタロのミドルシュートでGKを強襲すると、9分にPKを獲得する。

ボックス内に侵入したダンブロージオがカルダーラのスライディングタックルを受けてVARの末、ファウル判定に。しかし、キッカーのラウタロはシュートをGKドラゴウスキ止められ、先制とはならない。

その後も押し込むインテルは20分、ダンブロージオの右クロスに合わせたラウタロがGK強襲のシュートを浴びせれば、29分にはムヒタリアンがボレーシュートでゴールに迫っていく。

ハーフタイムにかけてもインテルが押し込むと41分、ロングカウンターからラウタロが単騎で突進。枠を捉えるシュートを放ったが、GKドラゴウスキのファインセーブに阻まれてしまう。

1点ビハインドで迎えた後半、開始1分にラウタロがヘディングシュートでネットを揺らすも、起点となったルカクオフサイドを取られてゴールが遠いインテルは、55分に先制される。

アチェルビとダンブロージオがエヌゾラの力強いポストプレーを止めきれず、最後は後半から出場のD・マルディーニにネットを揺らされた。

追う展開となったインテルは67分に4枚替えを敢行。ジェコ、チャルノール、ダンフリース、ディマルコを投入した。ラウタロ、ルカク、ジェコの3トップとする[3-4-3]とした中、70分にはチャルノールが際どいミドルシュートを放つと、82分にこの試合2つ目のPKを獲得。

ボックス右でフィードを受けたダンフリースがフェレールに倒された。このPKをルカクが決めて試合を振り出しに戻したインテルだったが、85分にPKを献上してしまう。

今度はダンフリースが自陣ボックス内でコバレンコを倒してしまった。これをエヌゾラに決められたインテルは1-2で敗戦。ポルト戦に弾みを付けることはできなかった。

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