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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一奪回を目指す侍ジャパン。11日のチェコ戦では10-2と快勝。侍ジャパンはこれで3連勝となり、準々決勝進出に大きく前進した。

 世界一に向け、好スタートを切った侍ジャパンだが、ここにきて“守備の要”源田壮亮(30)が離脱する可能性が出てきた。10日の韓国戦に「8番・遊撃」で先発出場した源田は、先頭打者として迎えた3回に四球で出塁すると、直後に盗塁成功。二塁けん制を受けた源田はヘッドスライディングで帰塁の際に右手を痛めた。この試合では守備から途中交代し、11日のチェコ戦には出場しなかった。一部報道では、骨折の疑いがあるとされており、源田が戦線離脱する可能性が出てきた。

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 高い守備力を誇る源田がチームから抜けるとなると、侍ジャパンにとって大きな痛手となる。そんな源田の離脱の可能性について球界OBが言及した。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍している高木豊氏が12日、自身のユーチューブチャンネルを更新。源田の代役となる選手の緊急招集について語った。

 動画内で高木氏は「源田がそこまでに間に合うんだったら、置いといてもいいと思う。ただ、分からないという状況だったら変えた方がいい」と、代役招集の可能性について語った。

 今後の源田の状態にもよるが、代役の選手については「坂本がいいよね」と高木氏は即答。国際大会での経験が豊富な巨人坂本勇人(34)を挙げた。また、「次に続くのは今宮しか名前が浮かんでこない」とソフトバンク今宮健太(31)も挙げ、「今宮は国際大会の経験が豊富ではないけれど、彼の気持ちだとか、プレースタイルは堅実だし、やってくれるとは思うけどね」と話した。実績のある2選手は大会前にWBC辞退を表明しているが、「日本のチームが窮地で誰もいないってなったら、力をお貸ししますみたいなことも無きにしも非ずだな」と話した。

 一方、高木氏は大会前にWBC辞退を表明している坂本、今宮を除いた代役の選手についても言及した。まず「小園もいいけどね」と広島の小園海斗(22)を挙げ、「アマチュアの時から国際試合とか、そういうのは非常に経験豊富だからね」と理由を述べていた。さらに、「長岡っていう手もある。非常に守備も安定してきたし」と、昨季ヤクルトでショートのレギュラーを勝ち取り、遊撃手としてゴールデングラブ賞に輝いた長岡秀樹(21)も挙げた。

 WBCでは選手の入れ替えが各ラウンド終了後に認められている。源田が離脱となれば侍ジャパンにとって大きな誤算となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

源田壮亮が離脱なら緊急招集も 球界OBが挙げた“代役候補”は?