瀬戸利樹と中田圭祐がW主演を務める「僕らのミクロな終末」(夜0:55-1:30、ABCテレビ)の第7話が3月12日に放送された。真澄(瀬戸)と律(中田)が川で水浴びをし、本音を語り合ってキスするようすにほっこりと癒やされた。(以下、ネタバレを含みます)

【写真】瀬戸利樹“真澄”と中田圭祐“律”、上半身裸のまま唇を寄せる

■「僕らのミクロな終末」とは

同作は、実写ドラマがヒットした「ポルノグラファー」で知られる丸木戸マキによる同名コミックを原作に、地球滅亡寸前というSFなシチュエーションで異色の終末を描く恋愛ヒューマンドラマ。傷を抱えた不器用な登場人物たちの心情が交差する恋愛模様と同時に、絶望の中で奇跡を信じたくなるようなストーリーを展開していく。

主人公・仁科真澄役を瀬戸が、真澄の大学時代の“昔の男”・日下部律役を中田が、アイドルオタクピュア男子高校生・広瀬遊馬役を富本惣昭が、国民的アイドル・嘉神まどかとその”自称妹”・めぐる役の一人二役を井手上漠が演じている。

また、真澄と律が大学時代所属していた出版サークルの同級生・橋本陽介役に大朏岳優、サークルの部長・露口役に前田瑞貴、律に夢中なミスキャンパス・谷口美佐役に西村美柚と、フレッシュな面々が共演。さらに、真澄の母親役に遊井亮子、律の母親役に岡谷瞳、律の父親役に成松修、めぐるの母親役に舟木幸、めぐるの父親役に飯田基祐が配役されている。

主題歌は、水野良樹が主宰するプロジェクト“HIROBA”から「ふたたび(with 大塚 愛)」。作詞作曲は初のタッグとなる水野&大塚愛が共作、編曲は蔦谷好位置が手掛け、真澄と律のもどかしく、苦しくも愛おしい関係性に重なる楽曲の世界観が、同作のストーリーに寄り添う。

■道中、真澄たちは川で水浴びをして癒される

隕石の落下による地球滅亡が近づく2023年9月。真澄たちはまどかの実家がある松本に向かう。途中、地元の人が集まる山で飲める水が流れているところを発見し、地元の人に泳げる川があることを教えてもらう。

山奥の川でパンツ1枚になって水浴びをする真澄たち。自然いっぱいの環境に癒やされた真澄は、10日前の自分ならこんなことをしているのが考えられなかったという。

「律には感謝している、遊馬やめぐるは律がいなかったら出会わなかった。ちょっと勇気を出せばいろんな景色が見れたんだな」という真澄。足を怪我している真澄はちょっと手伝ってと律を隣に呼び寄せた。

■「また俺のこと好きになってくれよ」と律が嗚咽

真澄が「最後に見れて良かった」というと、律は「最後じゃないかもしれないだろ。お前とやりたいことがたくさんある、だからまた俺のこと好きになってくれよ」と言って、真澄の肩に顔を埋めて嗚咽する。

真澄は優しく律の肩を抱いて、真澄も涙を目ににじませながら嬉しそうに微笑む。「なんて顔してんだ、バカ。お前、好きかどうかわかっちゃうんじゃなかったの」と真澄が笑いかけると、律は真澄に唇を寄せる。唇を重ねる優しいキスをすると、おでこを突き合わせて笑い合う2人。

一方、遊馬とめぐるは真澄たちがキスしているところを目撃してしまう。驚く遊馬たちだったが、気づかないふりしてあげようとめぐるが遊馬の手を引いてその場を去った。

真澄が素直に律に感謝し、律も本音を見せて、2人の心が重なるようすに胸が熱くなる。彼らの気持ちを表すかのような、お互いをいたわる優しいキスにほっこりとさせられた。

◆構成・文=牧島史佳

「僕らのミクロな終末」第7話では、瀬戸利樹“真澄”や中田圭祐“律”が渓流へ/(C)丸木戸マキ/祥伝社 ABC